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トランセンデンス

トランセンデンス

ジョニー・デップ主演の近未来SFスリラー

 ウィルとエヴリンのキャスター夫妻は、人工知能研究の世界で知らぬ人のいないおしどり夫婦。彼らを含む研究者たちが目指しているのは、トランセンデンスと呼ばれる、人工知能が人間の知能を凌駕する世界だ。人工知能研究に反対するテログループRIFTは、世界同時に人工知能研究者を襲撃して多くの研究者を暗殺。同じ日ターゲットのひとりとなったウィルの身体を、暗殺者の放った銃弾がかすめた。弾丸に塗られていたポロニウムが体内に摂取されたことで、徐々に衰弱していくウィル。エヴリンは夫を救うために、彼の脳のデータをすべてコンピュータにアップロード。ウィルの肉体は滅んだが、再起動されたコンピュータからは彼の声が聞こえてくる。それから2年後。広大なクラウド環境に解き放たれたウィルは、拡張された知能を使って次々に画期的な技術革新や発明を成し遂げていく。それはウィルがすべての情報通信を支配する、ウィルの統治する世界だった。

(原題:Transcendence)

6月28日(土)公開予定 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
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忍ジャニ参上! 未来への戦い

忍ジャニ参上! 未来への戦い

ジャニーズWESTと関西ジャニーズJr.主演の忍者コメディ

 戦国の世を駆け抜け、身に着けた忍びの技で神出鬼没の活躍を見せた忍者たち。だが徳川幕府による太平の世が80年近く続く中で、その仕事は激減して消滅の危機にあった。それでも「いつかきっと再び活躍の機会があるはずだ」と、カザハとフウトの兄弟を中心にする若い忍者たちは精進を欠かさない。世に紛れて目立つことなく役目を果たすのが忍者の勤めだが、売り込みのためには目立つ活躍もしなければなるまい。5人は街に出没する泥棒や放火魔を捕らえるなどして、何とか自分たち仕官の声がかかるのを期待する。だが同じことを考える忍者が江戸にもいた。江戸からやってきた2人の忍者が、同じ城下に売り込みにやって来たのだ。藩主はふたつの忍者グループに約束する。近く藩に届けられるはずの書状を、城下に入る前にいち早く奪い取った方を召し抱えると……。若い忍者たちは喜び勇んで書状強奪に向かうのだが、そこで見たのは予想だにしない光景であった。

6月7日(土)公開予定 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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黒四角

黒四角

1枚の絵から始まる時空を越えたラブストーリー

 北京の郊外にある芸術家村で、同棲生活をしている売れない画家チャオピンと日本人のハナ。ふたりは友人に誘われて出かけた画廊で、「黒四角」と名付けられた抽象画に目を留める。四角いキャンバスが真っ黒に塗りつぶされている絵。「こんな絵にこんな値段が付いて、しかも売れているとは!」と驚くチャオピンだが、帰宅してもその絵のことが頭から離れない。彼は「黒四角」のとりこになってしまったのだ。翌朝目を覚ましたチャオピンは、音もなく空を飛ぶ「黒四角」を目撃。それを追って行くと、荒野に立ち塞がるように姿を現した「黒四角」のすぐそばに真っ裸の男が現れた。名前も過去も何も憶えていない男だったが、チャオピンはその表情やたたずまいに不思議な懐かしさを感じて家に連れ帰る。とりあえず彼の名前は、黒四角としておこう。チャオピンの妹リーホワも黒四角に会って、やはり懐かしさを感じていた。彼とは昔、どこかで会ったことがあるようだ。

(原題:黒四角)

5月17日(土)公開予定 新宿K’s cinema
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叛乱者たち

革命の映画/映画の革命

白人支配に抵抗を続けたボリビア先住民の歴史

 2005年12月。ボリビアの大統領選挙でエボ・モラーレスが当選し、ボリビアの歴史上初の先住民出身の大統領が生まれることになった。16世紀にインカ帝国が滅ぼされてスペインの植民地となって以来、先住民たちは白人の支配下に置かれてきた。ボリビアがスペインから独立を果たした19世紀以降も、その地位は変わらなかった。白人たちは先住民を知性の劣った劣等人種とみなして人間扱いせず、土地を奪い取り、共同体を破壊し、奴隷労働に従事させ、最終的には絶滅させようと目論んでいた。だが21世紀に入って、白人による先住民支配は完全に覆された。先住民出身の大統領が現れ、先住民たちは政治や社会の主要部分に進出して、少しずつだが確固たる地位を占めるようになっているのだ。これはボリビアの歴史の中に現れた、幾多の先駆者たちの努力の結果でもある。モラーレス大統領は就任演説の中で、彼らの名前をひとつひとつあげてその貢献を讃えた。

(原題:Insurgentes)

5月3日(土)〜16日(金)公開予定 新宿K’s cinema
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ポンペイ

ポンペイ

ポンペイ滅亡を描く歴史ディザスタームービー

 1世紀半ばの北部ブリタニアで、ローマ軍に家族や仲間たちを皆殺しにされたケルト騎馬民族の少年マイロ。彼は商人たちに捕らえられて奴隷として売られ、10数年後には州都ロンディニウムで適う者のいない剣闘士になっていた。優れた体格と技術を見込まれてポンペイに転売されたマイロは、そこで貴族の娘カッシアと出会う。彼女はローマ留学を早めに打ち切って、ポンペイの自宅に戻る途中だった。出会った瞬間、互いに惹かれあうふたり。だが貴族の娘と奴隷では、身分違いのかなわぬ恋だった。同じ頃ポンペイにやってきたローマの元老院議員コルヴィスは、ローマで出会ったカッシアを手に入れようとさまざまな策謀を巡らしていた。彼女がマイロに好意を持っていることを察すると、彼は自らの権力を行使して、カッシアの目の前でマイロを殺すためのショーを膳立てる。それは西暦79年8月24日。この日ポンペイに、未曾有の大災害が襲いかかろうとしていた。

(原題:Pompeii)

6月7日(土)公開予定 TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
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シークレット・チルドレン

シークレット・チルドレン

彼らは抹殺されるべきクローン人間たちだった

 さほど遠くない近未来の某国。1年前に就任した大統領は、かねてからの公約通りクローンの絶滅計画を実行に移した。30数年前に労働力不足解消のため3万体ほど作成された、「シークレット・チルドレン」と呼ばれるクローン人間。彼らは最初から人間とは別の存在として隔離生活を強いられ、ひどく差別的な待遇を受けていたのだが、新政権はクローン監視委員会(CMC)という新しい組織を作って本格的なクローン抹殺に動き始めたのだ。シークレット・チルドレンらもこれに対抗し、新たなレジスタンス組織を立ち上げる。その目的は最新のネット技術を使って連絡を取り、ひとりでも多くの仲間たちを隠れ家にかくまい命を助けることだ。グループのリーダーであるセドリックとソフィアの呼びかけに応え、かなりの数のクローンたちが隠れ家に保護された。CMCの目の前で次々に消えていくクローンたち。だが安全なはずの隠れ家にも、当局の手が伸びつつあった。

(原題:Secret Children)

5月10日(土)公開予定 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
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マダム・イン・ニューヨーク

マダム・イン・ニューヨーク

インド人主婦がニューヨークでひとり英語修行!

 シャシは料理上手なインドの専業主婦。彼女にはコンプレックスある。ビジネスマンの夫やミッション系の学校に通う娘は英語ができるのに、自分はヒンドゥー語しかしゃべれない。家の中では娘から英語の発音をバカにされ、学校の保護者面談では他の保護者や先生に英語で話しかけられてドギマギしてしまう。娘は英語のできない母親を恥じている。ところがそのシャシが、ひとりでニューヨークに行くことになった。アメリカで暮らしている姉の娘が結婚することになり、インド流の結婚式を挙げるためにシャシが一足先に手伝いに行くことになったのだ。家族と離れひとりで旅行をするのも初めてなら、言葉が通じない国に行くのも初の体験。出入国審査で緊張し、姉の家でもひとり英語がわからない彼女だけカヤの外に置かれることが多い。英語ができないと街をひとりで歩くこともままならない。彼女は一念発起し、家族に内緒で外国人向けの英語学校に通うことに決める。

(英題:English Vinglish)

初夏公開予定 シネスイッチ銀座
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