復活

5月28日(土)公開予定 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか

イエスの復活だけを描く異色の聖書映画

復活

 西暦33年のユダヤ。ローマ軍の司令官クラヴィウスは、総督のピラトに呼び出されてある仕事を命じられる。それは今まさに処刑場で十字架に磔になっているひとりの男が、確実に死んだことを確認することだ。処刑場に着くと、男は既に息絶えていた。処刑されたのはナザレのイエス。念のために脇腹を槍で突いてとどめを刺し、遺体は生前イエスの支持者だった男に下げ渡された。だが彼の仕事はまだ終わらない。今度は死体が盗み出されないよう墓を見張れというのだ。イエスは生前「自分は死んでも3日目に復活する」と弟子たちに告げていたらしい。その言葉が成就したように見せるため、弟子たちが死体を盗み出すかもしれない。クラヴィウスは墓の中の遺体を確認すると墓穴を厳重に封印し、部下に墓の見張りを命じる。だがその翌日、墓からイエスの死体はこつ然と姿を消した。番兵の目を盗んで、誰が死体を持ち去ったのか? クラヴィウスの捜査がはじまる……。

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暗殺教室 ー卒業編ー

3月25日(金)公開 全国ロードショー

殺せんせーの秘密が暴かれる完結編

暗殺教室 ー卒業編ー

 3年E組の生徒たちが、謎の生物・殺せんせーを殺せないまま半年が過ぎた。3月の卒業までに先生の暗殺が成功しないと、地球は破滅するだろう。だが生徒と先生の間には、いつしか「殺すもの」と「殺されるもの」の対立を越えた絆が生まれていた。学園祭のシーズンも慌ただしく過ぎた頃、E組の生徒である茅野カエデが突然殺せんせーに黒い触手を放つ。クラスの中でも目立たない存在だった彼女は、これまでじっと息を潜めて先生暗殺の機会をうかがっていたのだ。彼女はかつてE組の担任だった雪村あぐりの妹。殺せんせーが姉を殺したと思い込み、復讐のチャンスを狙っていたという。潮田渚の機転でカエデの触手を引き抜くことに成功した殺せんせーは、生徒たちに自分と雪村先生の関係や、自分がE組の教師になった理由を語り始める。それは殺せんせーと生徒の関係を根本から変えてしまうような、衝撃の事実だった。殺せんせーはかつて、人間だったというのだ!

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悲情城市

1990年4月28日(土)公開 シャンテシネ

侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の代表作

悲情城市

 1945年8月15日。日本人による50年間の台湾統治が終わった。台湾北部の町・九份で船問屋を営む林家の長男は、愛人に子供が生まれた大喜びだ。林家は4人兄弟。長男が家業を継ぎ、次男は戦争で南方に行ったまま音沙汰なし、三男は大陸に行って行方知れずとなり、四男は郊外で写真館を営んでいるが子供の頃から耳が不自由。しかし戦争も終わり、ここから一家の風向きが変わってくるかもしれない。やがて町のあちこちにいた日本人は、少しずつ日本に引き揚げていく。林家の三男も戻ってきた。半世紀ぶりの祖国復帰は嬉しいことだ。だが大陸から派遣されてきた役人たちの腐敗ぶりにはウンザリする。戦後の混乱した時代の中で、大陸から来たヤクザ者たちをずいぶん見かけるようになった。古くからのヤクザたちの中にも、連中と手を組んで商売をしようとするものが現れる。林家の人々も好むと好まざるとに関わらず、そうした時代の流れに飲み込まれていく。

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黒衣の刺客

2015年9月12日(土)公開 新宿ピカデリーほか全国ロードショー

物語や活劇より絵作り優先の武侠映画

黒衣の刺客

 女道士のもとで厳しい修行を重ねた隠娘(インニャン)は、顔色ひとつ変えることなく要人暗殺をしてのける刺客となった。だがある人物の暗殺には、近くに子供がいたことで失敗。「術は成ったが、道は成らず」と師である道士に喝破され、次の任務として命じられたのは故郷に帰ることだった。隠娘は魏博(ウェイボー)の節度使・田季安(ティエン・ジィアン)に使える武将の娘で、かつて季安の許嫁だったこともある。道士はその季安を暗殺せよと命じた。もともと唐の地方行政官であったはずの節度使は力を蓄え、今では朝廷の命令を無視して自由に振る舞うようになっている。田季安は朝廷に恭順すべきだと諫言した田興将軍を粛正し、彼と親戚関係にある隠娘の家族は政治的に不安定な状況に置かれているのだ。家族との再会の喜びもつかの間、季安の屋敷に忍び込んで暗殺の機会をうかがう隠娘。だがそのチャンスがありながら、彼女は季安を殺すことができなかった。

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パディントン

1月15日(金)公開予定 TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー

ロンドンにやって来た子グマの大冒険

Paddington

 暗黒の地ペルーからロンドンのパディントン駅にたどり着いた1匹の子グマ。彼はたまたま通りかかったブラウン夫妻の家に引き取られ、出会った駅の名前にちなんで家族からはパディントンと呼ばれることになる。パディントンは第1日目からブラウン家を水浸しにするなど、とんちんかんなトラブルメーカーぶりを発揮する。これでは、彼をずっと家に置くわけにも行かない。まずは彼が訪ねようとした、ロンドンの知り合いを見つけるのが最優先だ。相手は数十年前にペルーでパディントンの家族に出会った、イギリスの探検家だという。だがあちこちで調べたが、それらしい記録は残っていないのだ。ブラウン夫人はパディントンのかぶっていた帽子から、探検家が地理学協会の関係者だと当たりを付ける。同じ頃、自然博物館の剥製係である美女ミリセントは、ペルーから来た子グマの情報を聞きつけて追跡をはじめた。彼女の目的は、パディントンを剥製にすることだった。

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ビューティー・インサイド

1月22日(金)公開予定 TOHOシネマズ新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

夜眠ると、翌朝に彼は別人になる

ビューティー・インサイド

 家具職人のキム・ウジンは、朝起きるたびに容姿が別人に変わってしまう特異体質の持ち主だ。身長、体重、年齢、性別、髪の長さや色、肌の色、人種、足のサイズ、視力、話す言葉まで、まったく別人になってしまう。このことを知っているのは母親と、親友でビジネスパートナーでもあるサンベクだけだ。ある日仕事のため家具店に出かけたウジンは、女性店員のイスに恋をする。彼女の顔を見て話をするため毎日のように店に通うが、そのたびに別人になっているウジンにイスが気づくはずもない。彼女と親しくなりたい。彼女と一度でいいからデートがしたい。そのために、やはり第一印象は大切だ。ウジンはイケメン青年になったタイミングで、彼女をデートに誘うことに成功する。でも自分の秘密は話せない。容姿を保つにはとにかく寝なければいいのだ。だが2日の徹夜のあと、ウジンはとうとう寝てしまう。気づいたとき、そこにいたのは頭のはげた中年男だった……。

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クリード/チャンプを継ぐ男

12月23日(祝)公開 全国ロードショー

ロッキー・シリーズのスピンオフ作品

CREED

 アドニス・ジョンソンは父親を知らずに育った。母は彼を私生児として産み落とすとすぐに亡くなり、あとは児童養護施設と里親の家を行ったり来たりする不安定な少年時代を過ごす。彼をその境遇から救い出したのは、死んだ父の未亡人メリー・アンだ。アドニスの父はボクシングの元ヘビー級王者アポロ・クリード。アドニスは伝説のチャンピオンが浮気相手に生ませた、たったひとりの息子だったのだ。メリー・アンは亡き夫の忘れ形見を引き取り、アドニスは優れた教育を受けて一流企業に勤めるようにもなった。だが彼の心の中には、アポロから受け継いだ闘志が燃え盛っている。自己流でボクシングを学び、メキシコの賭けボクシングで15戦全勝。やがて彼は会社勤めとボクサーの二足のわらじに我慢できなくなり、会社をやめてボクサーとして生きる決意を固めるのだった。彼が目指したのはフィラデルフィア。そこには亡き父の親友だったロッキー・バルボアがいる!

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