エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

11月1日(土)公開予定 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

これじゃまるで往年の東映オールスター時代劇だ!

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

 アフリカの独裁国家スワジランド。世界最高の傭兵部隊エクスペンダブルズは、厳重に警備された囚人護送列車からひとりの男を救出する。その男の名はドク。エクスペンダブルズ創設時のメンバーだった凄腕の男だ。だが戦士たちに安息の時はない。彼らは国際的な武器商人ミンズを始末する任務を請け負っていたのだ。だが武器取引場所となるソマリアに現れたのは、バーニーやドクにとって忘れられない男だった。コンラッド・ストーンバンクス。かつてバーニーがあの世に送ったはずの極悪人であり、しかもエクスペンダブルズの創設メンバーでもあった男だ。ソマリアでの任務は失敗。ストーンバンクスは自分がバーニーに狙われていることを知ると、彼の部下に重症を負わせて悠々と立ち去っていく。これはバーニーとストーンバンクスの遺恨試合だ。バーニーは古い仲間と別れ、新たに若いメンバーを集めてストーンバンクス生け捕りという困難な任務に挑むのだが……。

 1980年代から90年代のハリウッド映画を牽引したアクションスターが勢揃いする、オジサン映画ファンには涙が出そうなほど嬉しい豪華オールスター映画の第3弾。皆さんすっかり年をとって貫禄たっぷりのジイサンになっているのだが、今回の映画ではそれを若手がサポートして顔を売り出している。この作りは、往年の東映オールスター映画みたいなもの。忠臣蔵や次郎長ものの世界だ。この映画のシルベスター・スタローンやハリソン・フォード、メル・ギブソン、シュワルツェネッガーが、東映時代劇なら片岡千恵蔵、市川右太衛門、大河内伝次郎、嵐寛寿郎、月形龍之介といった顔ぶれになるわけだ。映画会社やシリーズの枠を超えて大スターが揃ったという意味では、三船敏郎、石原裕次郎、勝新太郎、中村錦之助が顔を揃えた『待ち伏せ』(1970)みたいなものかもしれない。いずれにせよ映画ファンにとっては、夢のような映画であることは間違いないのだ。

 このシリーズは1作目を観て、2作目を飛ばし、今回3作目を観たのだが、話としては独立しているので支障はない。話の辻褄が合わなかったり、アクションシーンがだらだらと間延びしているのは仕方がない。何しろ出演しているスターに、それぞれの見せ場を作ってやらなければならないのだ。東映オールスター時代劇だと大スターは顔のクローズアップのカット数まで揃えなければならなかったそうだが、この映画は座長役のスタローンが一歩引くことで、他の出演者たちの魅力を引き立てる場面も多い。原案・脚本はスタローン。監督のパトリック・ヒューズは1978年生まれで、この映画の主要キャストの誰よりも若い。しかしスピーディで切れのある映像センスは抜群で、大掛かりでダイナミックなアクションシーンも巧みに組み立てている。次々繰り出される軽業のようなアクションの連続に、目が回りそうになった。

 素晴らしいお祭り映画。これは4作目もあるね。

(原題:The Expendables 3)

松竹試写室
配給:ポニーキャニオン、松竹 宣伝:KICCORIT
2014年|2時間6分|アメリカ|カラー|スコープサイズ
公式HP: http://expendables-movie.jp
IMDb: http://www.imdb.com/title/tt2333784/

The Expendables 3 (Original Motion Picture Soundtrack)
Silva Screen Records (2014-08-14)
売り上げランキング: 38,957

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