ミルカ

1月30日(金)公開予定 TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー

インド陸上界の英雄ミルカ・シンの伝記映画

ミルカ

 1960年のローマ・オリンピック。男子400m決勝で金メダル確実と言われていたのが、当時この競技の世界記録を持っていたインド人選手ミルカ・シンだった。決勝レースでは期待通り終盤までリードを保ったミルカだったが、ゴール直前になぜか後ろを振り向くというミスを犯して4着となりメダルを逃した。だが帰国したミルカを待っていたのは、失望の声よりむしろ称賛の声だった。彼はインドとパキスタンの親善大会のインド側団長になるよう首相直々に要請を受けるのだが、これを固辞して故郷の家に引きこもってしまった。オリンピックでの出来事が心の傷になっているのだろうか? 「ぜひミルカを説得してほしい」と首相に命じられた担当大臣は、同行するミルカの元コーチたちからミルカの生い立ちやこれまでの経緯についての説明を受ける。それはインドとパキスタンの分離独立によって家族を目の前で殺され、故郷を追われたシク教徒の少年の物語だった。

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味園ユニバース

2月14日(土)公開予定 TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー

記憶喪失の男はとんでもない歌い手だった

味園ユニバース

 服役を終えて刑務所を出てきた若い男。だが彼は何者かに拉致され、半殺しの状態で路上に放り出される。襲撃者たちが立ち去った後、のろのろと立ち上がった男はふらふらと近くの公園へ。そこでは地元のバンドが路上ライブを行っていた。何かに突き動かされるようにマイクを奪い取った男は、叩き付けるような激しさで和田アキ子の「古い日記」を歌うと、そのまま意識を失って倒れてしまう。気が付けばそこは、バンドの拠点になっている貸しスタジオの1階。バンドのマネージャーでスタジオ経営者でもあるカスミに、「あんた何者や? どこで歌ってた? 素人がいきなりあんな声は出えへん」と詰め寄られるが、男は自分の名前も過去もすべて忘れてしまっている。彼は「ポチ男」と呼ばれ、傷が癒えて記憶が戻るまで彼女の仕事を手伝うことになった。記憶を失っても歌にだけは鋭敏な反応を見せる男は、バンドのボーカリストとしてステージに立つことになるが……。

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