フォックスキャッチャー

2月14日(土)公開予定 新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、シネマライズ、シネ・リーブル池袋、品川プリンスシネマ

大富豪の狂気を誰も止めることはできない

フォックスキャッチャー

 1984年のロサンゼルス五輪。レスリングのアメリカ代表選手だったシュルツ兄弟は、フリースタイルの74キロ級と82キロ級でそれぞれ優勝した。だがそのわずか3年後、弟のマーク・シュルツは極貧生活の中でひとり黙々と地味なトレーニングを続けている。スポーツ大国のアメリカでも、レスリングはマイナー競技だ。社交的でコーチとしても一流の兄デイヴと違って、弟のマークは口下手で目立たない存在だった。だがそんなマークに、大富豪デュポン家のジョン・デュポンが声をかけてくる。「オリンピックで勝てる代表チームを作りたい。君が中心になって優秀な選手を集めてくれ。金に糸目は付けない」。レスリング選手にとって、これは夢のような申し出だ。チーム名はフォックスキャッチャー。マークは早速兄のデイヴをチームに誘うが、彼は高額の報酬よりまず家族との生活が最優先だった。デイヴのいないままチームはスタート。これが悪夢の始まりだった。

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