遺言 / ニート・オブ・ザ・デッド

6月13日(土)公開予定 ユーロスペース

ゾンビをテーマにした短編映画2本

ニート・オブ・ザ・デッド/遺言

 謎のウィルス感染で世界中にゾンビが出現。徹底したゾンビの隔離と駆除で世界には再び秩序が戻ったが、ゾンビ化した家族を処理できずに隠す例がまだ残っていた。京子もそんなひとり。ゾンビ化した夫をベッドに縛り付けたまま、回復を期待するわけでも、処理してしまうわけでもなく時間だけが過ぎていく。夫婦の友人だった佐藤はゾンビの処理組織で働いているが、そんな京子の行動をただ見守ることしかできない。(遺言/32分)

 世界中にゾンビが出現した時、夫婦は家に籠城しようと考える。家族は夫婦のほかに、引きこもりの息子と寝たきりのおじいちゃんだけだ。家から出なければ感染の危険はない、はずだったのだが……。引きこもりのくせに隠れて外出していた息子が、いつの間にかゾンビ化して寝たきりの祖父に噛みついていたのだ。はたして夫婦は、「寝たきりゾンビ」と「引きこもりゾンビ」から逃げられるのか?(ニート・オブ・ザ・デッド/38分)

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ゼロの未来

5月16日(土)公開予定 YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館、ユナイテッド・シネマ豊洲

未来世紀ブラジル 2.0

ゼロの未来

 コーエン・レスはマンコム社に雇われているベテランのプログラマーだ。毎日仕事場に出勤して作業台に座ると、与えられる課題を次々にクリアしていく。そのスピードと正確さでは会社上層部の評価も高い。だがコーエン自身は、この仕事に苛立ちを感じている。なぜって、出勤したら家にかかってくる電話に出られないではないか! 電話はコーエンにとってとても重要だ。電話に対する期待感こそが、今の彼の人生を支えていると言っても過言ではない。もっとも本当に大事な電話など、彼のところにかかってきたことは一度もないのだが……。それどころか、彼には電話をかける相手もいない。それでも彼は電話を待ち続けている。ある日上司の家で開かれたパーティに呼び出されたコーエンは、そこに居合わせたマネジメントに自宅勤務を申し出る。それからしばらくしてコーエンには「ゼロの数式の解読」という新たな仕事が与えられ、ようやく自宅での作業が許可される。

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