10月3日(土)公開予定 新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
父の病気は治っていなかった……
1989年。小説家のジェイクは自動車運転中の事故で妻を亡くし、自らも重傷を負った。だが幸運なことに、同乗していた愛娘ケイティは無事。母親のいなくなった家庭で、ジェイクとケイティふたりきりの生活が始まった。だが事故の後遺症で、ジェイクはしばしばてんかんの発作を起こすようになる。治療のために、ジェイクはケイティを亡き妻の姉夫婦に託して入院。だが7ヶ月後に退院して娘を引き取りに行ったとき、義姉から聞かされたのは「ケイティを養女にしたい」という突然の申し出だ。腹を立ててその場を立ち去るジェイクだが、退院して最初に発表した小説は不評で売れ行きも悪い。そこに追い打ちをかけたのが、治ったはずの病気の再発だった……。それから25年が過ぎた。大学院で心理学を学んでいるケイティは、ソーシャルワーカーとして心に傷を持つ子供のカウンセリングを行っている。しかしその彼女自身が、心に大きな問題を抱えているのだった。