帰ってきたMr.ダマー バカMAX!

11月20日(金)公開予定 TOHOシネマズ六本木ヒルズ

あのおバカコンビが世紀をまたいで再結成!

帰ってきたMr.ダマー バカMAX!

 世界一のおバカコンビだったロイドとハリー。失恋のショックからロイドは人事不省に陥り、なんと20年もの月日が流れていた。しかしこれはロイドのジョーク。彼はハリーを一杯食わせるために、20年もの長い間、意識不明の病人を装っていたのだ。「なんで20年なんだよ。10年でもよかったじゃないか」と文句を言うハリーに、「でも20年の方が笑えるだろ?」と答えるロイド。「確かにその通り!」。というわけで20年ぶりにコンビ復活となったロイドとハリーだが、20年の歳月はハリーの身体に大きな変化をもたらしていた。腎臓病で医者からは移植が必要だと言われているのだ。移植に相応しいのは近親者のみだが、ハリーに身内はいない。しかしそこに朗報。今から20年前、フリーダという女性がハリーの子供を生んでいたらしいのだ。じゃあその子供から腎臓をもらえばいい! ふたりはフリーダを訪ねるが、子供はとうの昔に養子に出されていた……。

 ファレリー兄弟の新作は、彼らのデビュー作『ジム・キャリーはMr.ダマー』(1994)の続編。主演は前作と同じジム・キャリーとジェフ・ダニエルズ。僕はどういうわけか前作を未見なのだが、20年もたった続編になると、登場するキャラクターは共通しても話自体がつながっているわけではない。映画の最初の5分か10分で「こういうもの」と世界観やキャラクターが飲み込めれば、あとは難なく話に付いていける。20年前もいい年した二人組だったジム・キャリーとジェフ・ダニエルズだったが、今回はキャリーが50歳過ぎで、ダニエルズは還暦間際だ。こういう年齢だからこそ、腎臓が悪くて異色が必要だとか、妙齢の娘がいるとか、昔付き合ったことのある女性がすっかり経年劣化してボロボロになっているという設定が生きてくる。ちなみにボロボロの元カノ(?)を演じているのはキャスリーン・ターナー。すごい貫禄で、なにやらオヤジ臭が漂っている。

 映画の前半は主人公たちがハリーの娘を探すため旅をするロードムービーで、後半は主人公たちが高名な科学者に間違えられたことから起きるドタバタを描いている。ここに主人公たちの命を狙う殺し屋がからんだり、主人公たちに委ねられた世紀の大発明は何かというミステリーがからんだりもするが、それは二の次や三の次だろう。面白かったのは主人公たちの奇妙奇天烈な行動の数々が、世界中の天才科学者が集まる場では結構それなりに受け入れられてしまうというエピソード。主人公たちがメチャメチャなことをすればすればするほど、「常識では考えられない振る舞いだ。やはり天才は違う!」と感心されてしまうのだ。このふたりを基準にすると、へんてこな殺し屋の方がよほど常識的でまともな人たちに思えてくる。ノリとしては「志村けんのバカ殿様」とか「クレヨンしんちゃん」みたいなものなので、そうした世界か好きな人にはすんなりと受け入れられると思う。

(原題:Dumb and Dumber To)

京橋テアトル試写室にて
配給:東京テアトル 宣伝:スキップ
2014年|1時間49分|アメリカ|カラー|ビスタ
公式HP: http://bakamax.com/
IMDb: http://www.imdb.com/title/tt2096672/

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