フロッキング

公開未定

正義はかくも人間を残酷で暴力的にする

フロッキング

 住民同士が家族のように親密に暮らす、スウェーデンの小さな田舎町。だがその町で、住民たちを驚愕させる事件が起きた。女子高生のイェニフェルが、同級生のアレックスにレイプされたと訴え出たのだ。「そんな馬鹿な!」と町中の人が驚く。あのアレックスが、そんなことをするとは思えない。一方のイェニフェルはいろいろと問題のある女の子だし、彼女が何かの理由で口から出任せを言っているんじゃないだろうか。ちょっとしたイタズラ心? それとも悪意ある虚言? ひょっとすると精神状態がおかしくて、本当にそんなことが起きたと信じ込んでいるのかも……。町の人たちはアレックスと家族に同情し、イェニフェルを遠巻きに眺めるようになる。結局事件は司法の場に持ち込まれ、裁判所はアレックスに有罪の判決を下した。だがこれによって、イェニフェルと家族は町中の人の憎悪の対象になってしまう。それから町ぐるみで、彼女と家族への嫌がらせが始まる。

続きを読む

フロム・ノーウェア

公開未定

アメリカの不法移民問題を高校生の視点から描く

フロム・ノーウェア

 ブロンクスの高校で卒業間近のクラスを受け持っているジャッキーには、特に気にかけている3人の生徒がいる。真面目で勉強熱心なムーサ、いつも不機嫌な顔をしているソフィー、学校で一番の優等生アリッサだ。じつは彼らは、ギニア、ドミニカ、ペルーから、子供の頃にアメリカに不法移民してきている。アメリカの国籍も市民権もないため進学に支障が出るのはもちろん、警察に捕まれば「祖国」に強制送還されかねない不安定な身の上なのだ。ジャッキーから彼らを紹介された弁護士は、難民申請するためには祖国に戻れない客観的な根拠が必要だという。祖国が危険な場所である根拠はあるのか。家族や親戚が迫害や拷問を受けた証拠はあるのか。だが幼い頃にアメリカにやって来た彼らには、祖国についての記憶も、必要な書類も存在しないのだ。中でもムーサとソフィーは家庭内にそれぞれ大きな問題を抱えており、市民権獲得は彼らの人生にとって喫緊の課題だった。

続きを読む

いきなり先生になったボクが彼女に恋をした

11月3日(木)公開予定 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

中途半端なラストシーンが残念

いきなり先生になったボクが彼女に恋をした

 親の期待に反してひとり日本で働いている韓国人の青年イ・ヨンウンは、会社の業績不振で雇用契約を打ち切られ、同棲中だった恋人にも捨てられて、出張先の沖縄で途方に暮れていた。そんなヨンウンに声をかけたのが、外国語学校を経営する中年カップル。開講直前に韓国語講師に逃げられたふたりは、代わりの講師になりそうな人材を探していたのだ。うっかり彼らの口車に乗ってにわか講師になったヨンウンに、教室の中でもひときわ熱心に講義を受ける生徒・山城さくらの視線が突き刺さる。シングルマザーの彼女は「韓国語ができる」という実態にそぐわない触れ込みで旅行会社に勤めてしまったあと、正社員になろうと必死に韓国語を学んでいたのだ。そんな彼女に、来日する韓国の大口見込み客を接待する役目が降りかかる。学校の授業だけではとても時間が間に合わず、クビになってしまう。困り果てたさくらは、ヨンウンに休日を使った個人レッスンを申し込んだ。

続きを読む

14の夜

12月24日(土)公開予定 テアトル新宿ほか全国ロードショー

思春期とは恥ずかしく苦しいものである

14の夜

 1987年(昭和62年)8月の夏休みど真ん中。田舎町で暮らす男子中学生たちの間に、衝撃的なニュースが駆け巡る。人気AV女優のよくしまる今日子が町のレンタルビデオ店でサイン会を開き、しかも真夜中を過ぎた頃訪れた客は彼女のオッパイを舐められるというのだ。箸が転んでも勃起する年頃の少年たちが、この情報に食いつかないはずがない。中3のタカシも、友人たち3人と一緒にサイン会に乗り込むことに決めた。家では高校教員の父が飲酒運転で軽微な事故を起こして停職謹慎中で、しかもそんな中に都会で働いている姉が婚約者を連れてくることになっている。世間体を気にする気の小さい父は朝から落ち着かず、いよいよ姉が恋人と家に到着すればその行動はますます常軌を逸したものになるのだが、もはやそんなことはタカシの知ったこっちゃないのだ。彼は逃げ出すように家の外に飛び出す。しかしこれが、忘れがたい夏の夜の大冒険のはじまりになった。

続きを読む

イタズラなKiss THE MOVIE 〜ハイスクール編〜

11月25日(金)公開予定 全国ロードショー

人気コミック「イタキス」が初の映画化!

イタズラなKiss THE MOVIE 〜ハイスクール編〜

 斗南高校3年F組に通う相原琴子には、1年入学時から片思いをしている相手がいる。それはエリートA組の天才・入江直樹。IQ200で偏差値90の頭脳に加え、スポーツも万能というスーパーエリートだ。だが意を決して彼に手紙を手渡そうとした琴子を、直樹はあっさりと振ってしまう。琴子は学校中の笑いものだ。しかもその直後、父と二人暮らしの自宅が事故で全壊するという不運にも見舞われる。不幸にもほどがある。だがそこに救いの手を差し伸べたのは、父の学生時代からの親友で、今は事業で成功しているという入江氏。相原親子はしばらくの間、入江家に居候させてもらえることになったのだ。「えっ、入江? まさかね……」 だがその「まさか」が大当たり。資産家入江家の長男こそ、琴子を振った入江直樹なのだった。やがて落ちこぼれ琴子の勉強を直樹がマンツーマン指導することになり、ふたりの距離は否応なしに接近していくことになるのだが……。

続きを読む