バイオハザード ザ・ファイナル(2D)

12月23日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

人気SFアクションシリーズの完結編!

バイオハザード ザ・ファイナル

 アリスが目を覚ましたとき、周囲には無人の廃墟が広がっていた。場所はワシントンD.C.。アンデッドたちとの死闘の末、今回もまたアリスだけが唯一生き延びたらしい。あてもなくさまようアリスは、迷い込んだ施設で朽ちかけたコンピュータ端末から呼びかけるレッドクイーンの声を聞く。「48時間以内にT-ウィルスに対抗できる抗ウィルス剤を散布しないと人類は死滅する。抗ウィルス剤はラクーンシティ地下のハイブにある」というのだ。今まで人類を滅ぼすために力を振るってきたレッドクイーンが、なぜ今になってアンブレラ社を裏切るようなことをするのか? じつはAIであるレッドクイーンには、もともと2つの役目があった。ひとつは人類を守ること。もうひとつはアンブレラ社に従うことだ。このふたつは矛盾するが、その場合はアンブレラ社の命令が優先される。だがレッドクイーンはアンブレラ社を出し抜き、アリスに秘密の情報を伝えてきたのだ。

 2002年にスタートした、実写版『バイオハザード・シリーズ』の第6作目にして完結編。アンブレラ社の成り立ち、T-ウィルスの正体、レッドクイーンの目的、アリス計画の全貌、アリス自身の出生の秘密など、これまでのシリーズで思い切り拡げまくった風呂敷をきれいにたたんでみせる。こうした「謎解き解決編」でありながら、アクションもてんこ盛りで見どころ満載。今回は日本からタレントのローラが撮影に参加するという話題もあったが、これは前作や前々作の中島美嘉よりも目立たない「その他もろもろ」だった。でもこれはこんなものだろう。3D版もあるが、今回は2D版を鑑賞。3Dを意識したのか奥行きのある構図が多用されているが、全体に暗いシーンが多く、アクションシーンではカットが1秒未満に短く切り刻まれているなど、観ていて何が何だかさっぱりわからない。これは3D版だと立体感があって、もう少し観やすくなったりするのだろうか?

 足かけ15年に渡るシリーズだが、映画の中では第1作目の冒頭から10年の月日が流れたことになっている。物語自体はまだ続けられそうだが、このあたりで打ち切っておく方が区切りがいいのだろう。第1作目で26歳だったジョヴォヴィッチは、もう41歳で2児の母になっている。彼女が女優としてもっとも脂の乗っていた時期に、代表作となるシリーズと当たり役に恵まれたのは幸運なことだった。(ついでに言えば彼女は公私にわたる良きパートナーにも恵まれた。)今回の映画の出来はともかくとして、長年に渡ってご苦労さまと言いたい気分だ。シリーズは見事なオープンエンディングとなり、ヒロインのアリスは映画の世界の中でこれからも戦い続ける。いつかこのシリーズのスピンオフ作品などで、年を経たアリスに再会することができるかもしれない。なお本作でレッドクイーンを演じたエヴァ・アンダーソンは、ジョヴォヴィッチとアンダーソン監督の長女だ。

(原題:Resident Evil: The Final Chapter)

109シネマズ名古屋(シアター5)にて
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2016年|1時間46分|ドイツ、オーストラリア、カナダ、フランス|カラー|シネスコサイズ
公式HP: http://www.biohazard6.jp/
IMDb: http://www.imdb.com/title/tt2592614/

Resident Evil: The Final Chapter (Original Motion Picture Soundtrack)
Milan Records (2016-12-23)
売り上げランキング: 4,235

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