未来を花束にして

1月27日(金)公開 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

100年前のイギリスで女性の参政権を求めて戦った人たち

未来を花束にして

 20世紀初頭のイギリス。子供の頃から洗濯工場で働くモーラは、配達の途中で過激な婦人参政権活動家たちのデモに巻き込まれる。当時のイギリスでは女性たちに参政権がなく、社会的な権利もほとんど保障されていない。権利を求める女性たちの声は、政治家たちに無視され、社会からも無視され、マスコミも完全に沈黙していた。活動家たちが時に暴力的な示威行動を起こすのは、自分たちの主張を「社会的な事件」として認知させるための作戦だ。モーラにとってこうした活動は他人ごとだったが、働いている工場で活動家の女性と知り合いったことで変化しはじめる。下院の公聴会で、工場労働の実態を証言することになったのだ。彼女の言葉に、議員たちも深い同情を示す。だが、結果は何も変わらなかった。変わったのは、モーラも活動化の一員として警察にマークされるようになったことだ。モーラは逮捕され、夫とは離婚。子供は奪われ、工場もクビになってしまう。

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恋妻家宮本

1月28日(土)公開 TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー

明日は我が身の熟年夫婦コメディ

恋妻家宮本

 中学教師の宮本陽平と妻の美代子は結婚して27年。一人息子の正が結婚して福島に引っ越したことから、夫婦ともに50歳にして初の二人暮らしがはじまった。だがそんな矢先、陽平は部屋の中でただならぬものを見つけてしまう。それは美代子の署名が書かれた離婚届だ。日付はまだ新しい。一体なぜ、こんなものがあるのだ? 青天の霹靂とはまさにこのことで、狼狽しまくる陽平。だがこの事実を妻に突きつければ、彼女の気性からしてその場で「ハイ離婚です」ということに成りかねない。一体どうすればいい。優柔不断な陽平は悩む。同じ頃、陽平が担任を務めるクラスでも家庭訪問がスタート。お調子者でクラスでも人気の“ドン”こと克也の自宅を訪問するのが、陽平にはちょっと気が重い。ドンの母は夫が海外に単身赴任中、不倫相手と交通事故を起こして入院しているのだ。私生活に大きな不安要素を抱えたまま、陽平はドンの家族についても気をもむことになる。

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