ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

3月20日(火)公開 全国ロードショー

スピルバーグが撮ったフェミニズム映画

 1971年6月。ニューヨークタイムズ紙に掲載された政府機密文書にまつわるスクープに、競合紙のワシントンポスト編集部は色めき立った。この文書によれば、当時収拾のめどが立っていなかったベトナム戦争について、アメリカ政府が長年に渡って国民を騙していたことは明白だ。政府はこの報道に対して、機密情報保護やスパイ防止を理由に報道差し止めの裁判所命令を出すが、ワシントンポストはこの間に自分たちも同じ資料を入手し、特オチを一気に挽回しようと考える。だがこのことが、社内に大きな問題を生み出すことになる。当時ワシントンポスト紙は株式の市場公開によって、経営基盤の強化を図ろうとしている真っ最中だった。しかしこの機密文書報道で政府から目をつけられれば、新聞発行に対して様々な妨害を受けるだろう。場合によっては、新聞社は潰れていかねない。社主のキャサリン・グラハムは、社の存亡を賭けた究極の選択を迫られることになる。

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