6月1日(土)公開 Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
誘拐事件が暴き出していく家族の秘密
妹の結婚式に参加するため、子供を連れてスペインの実家に帰省したラウラ。家族や親戚、古い友人たちとの再会を喜び合い、結婚式もその後のパーティーも人々の笑顔に包まれる。だがそのパーティーのさなか、ラウラの娘イレーネが行方不明になる。彼女が消えたベッドには、少し前に起きた誘拐殺人事件の記事の切り抜きが置かれ、やがてラウラの携帯電話に「身代金を支払えば娘は解放する。警察に通報したら娘の命はない」という誘拐犯からのメッセージが届く。警察に通報すべきか。だがしばらく前に起きた同様の事件では、警察に通報したことから人質が殺されている。ならば犯人に金を払うのか。ラウラたちは結論が出ないまま右往左往し続ける。奇妙なことに、犯人は脅迫メッセージをラウラだけでなく、彼女の幼なじみで元恋人パコの妻ベアにも送りつけているのだ。やがてこの誘拐事件が、家族の中に隠されていたある秘密を白日の下にさらけ出すことになる。