アイネクライネナハトムジーク

9月20日(金)公開 TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

悪い話ではないが淡白で薄味

 仙台駅前の大型モニターには、日本人初のヘビー級タイトルマッチの様子が生中継されていた。マーケットリサーチ会社に勤める佐藤は、そんなこととは関係なしに街頭アンケートを行っている。ほとんどの人が見向きもしないまま通り過ぎていく中で、快く協力してくれたリクルートスーツ姿の若い女性。他愛のない会話を交わしただけで別れたが、彼女は佐藤の心に忘れがたい印象を残した。佐藤は仕事もできるし、見た目も性格も悪くない。だが恋人はいない。これまでに、いい出会いがないのだ。早くに結婚した大学時代の友人・織田は、運命の出会いなんてものは言い訳に過ぎないという。誰かを好きになって、付き合って、何なら結婚して、何年もした後に、あの時の出会いは運命だった、この人と出会えて良かったと思うんじゃないか? 織田の説明は、佐藤にはわかったようでよくわからない。それからしばらくして、佐藤はある場所であのアンケートの女性と再会する。

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宮本から君へ

9月27日(金)公開 新宿バルト9ほか全国ロードショー

個人的なトラウマ漫画の劇映画化

 文具メーカーの若い営業部員・宮本浩は、仕事にも恋にも全身でぶつかる熱血漢。そのせいで仕事でも何度かトラブルを起こし、同じだけ周囲の人たちに助けられてきた。そんな彼が、年上の女性・中野靖子と付き合い、結婚することになる。両親に彼女を紹介するため実家に帰った際、食事中に気分が悪くなって席を立つ靖子。宮本の母は彼女が妊娠していることを察して、このことで息子に小言を言う。「どうしてあなたは何も説明してくれないの。靖子さん妊娠してるのね。みんな聞いたわよ」。「聞いたって、何を、どこまで聞いたんだ!」。いきなり血相を変える宮本。じつは靖子の妊娠には、彼女と宮本以外にほとんど誰も知らない秘密があったのだ……。宮本がまだ靖子ときちんと付き合い始める前、彼女の部屋を始めて訪ねたときのことだ。そこにやって来たのは、靖子の元恋人・祐二。宮本は祐二の前に立ちふさがり、「靖子は俺の女だ。俺が守る!」と啖呵を切った。

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ジョン・ウィック:パラベラム

10月4日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

マーク・ダカスコスに目が釘付け!

 殺し屋たちの聖域・コンチネンタルホテルで宿敵サンティーノを射殺し、1,400万ドルの賞金首になってしまったジョン・ウィック。追っ手がかかるまでの猶予1時間をあっという間に使い果たした彼は、個人的なつてを頼ってモロッコに渡る。モロッコのコンチネンタルホテルで支配人を務めているのは、血の誓印を交わした元殺し屋のソフィア。彼女の手引きで誓印や金貨の管理人ベラーダに接触したジョンは、世界中の殺し屋組織を束ねる首領に会うため砂漠に向かった。一方、組織はニューヨークに組織の裁定人を送り、かつてジョンに協力した者たちに情け容赦の無い制裁を加えていく。タブーを犯したジョンに1時間の猶予という温情を示したウィンストンも、ホームレスたちの地下組織に君臨するキングも、組織に地位を奪われることになった。ジョンはもはや孤立無援。彼を助ける力を持っているのは、謎めいた組織の首領だけ。ジョンは彼に接触できたのだが……。

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