スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け

12月20日(金)公開 全国ロードショー

長い長い物語がとうとう終わる

 シスの寺院への道しるべとなるウェイファインダーを手に入れたカイロ・レンは、星図にない惑星エグゼゴルにあるシスの寺院でパルパティーンに出会う。パルパティーンは秘かにスターデストロイヤーの大艦隊を組織して最後の大決戦を行おうとしていたのだ。レイはレンの行方を追おうとするが、その手掛かりとなるナイフには翻訳を禁じられた古代シス語でメッセージか書かれていた。レイたちはC-3POの記憶を一時消去するという乱暴な手段で、メッセージを解読することに成功。惑星ケフ・ビァでウェイファインダーを入手したが、そこに現れたレンに破壊されてしまう。レイはレンと対決して彼のウェイファインダーを奪い、一人エグゼゴルに向かう。その航跡を追って、レジスタンスの艦隊もエグゼゴルへ。そこで待ち構えている、パルパティーンと大艦隊。ジェダイの心を取り戻したレンもレイと合流。こうして銀河の命運を賭け、雌雄を決する最後の戦いが始まる。

 1977年にスタートした映画版『スター・ウォーズ』シリーズの完結編。今後もディズニーはさまざまな番外編や続編を作ると思うが、ひとまずこれで、『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』(公開時は単に『スター・ウォーズ』の表記のみ)から始まった三部作、全9エピソードの長い長い物語が終わるのだ。僕は最初の『スター・ウォーズ』日本公開から全作ほぼリアルタイムで観ているので、今回の最終作がリアルタイムで観られたことにはホッとしている。まずは良かった。生きているうちに終わった。終わりを見届けられたという安堵感。たぶん世の中の映画ファンの多くが、同じ安堵を味わっていると思う。この映画は内容以前に、まずきちんと無事に終わったことに意味がある。映画としての不満はある。たくさんある。ダメなところもたくさんある。でも終わったんだから、とりあえず良いじゃん。まずそれが一番だよ。そんな優しい気持ちになるのだ。

 映画としてはダメだと思う。前半はエピソードが串団子で、あっちでウロウロ、こっちでウロウロするばかり。視点がちらばって、まったく物語に集中できない。惑星エグゼゴルで登場人物たちが一通り勢揃いしたところでやっと話が盛り上がってくるのだが、そこまで客を待たせすぎだと思う。映画を構成するエピソードはほとんどが過去シリーズの人気エピソード、人気場面の焼き直しで新鮮味なし。続編映画が陥りがちな、「あなたたちが好きなのはこの場面ですよね」という馴れ合いのぬるさが映画全編を覆っている。とは言え、同窓会映画としては、これは最高だと思う。(超ネタバレ注意→)ルーク、レイア、ハン・ソロが、同じ映画の中でついに再共演するのだ。もうこれだけで十分です。これでいいよ。そして映画はエピソード4の冒頭へと戻って行く。エピソード1〜3がどうであれ、やはり『スター・ウォーズ』の原点はここなのです。最後はちょっと涙が出ました。

(原題:Star Wars: Episode IX – The Rise of Skywalker)

ミッドランドスクエアシネマ(Sc5 / Dolby Cinema)にて 
配給:ディズニー 
2019年|2時間22分|アメリカ|カラー 
公式HP: https://starwars.disney.co.jp/movie/skywalker.html 
IMDb: https://www.imdb.com/title/tt2527338/

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