アラビアのロレンス

1月10日(金)公開 午前十時の映画祭 10 Final

異能の人が生み出した歴史

 1935年5月。イギリスの片田舎でオートバイを運転していた男が、事故を起こして死んだ。盛大な葬儀が行われて各界の名士が参列したが、死んだ男の評価については毀誉褒貶相半ばしている。彼の名はトーマス・エドワード・ロレンス。第一次大戦中にアラブのベドウィンたちを率いて、ドイツの同盟国だったオスマン帝国と戦った砂漠の英雄だ。とはいえカイロ勤務の下級士官だったロレンスは、博識だが変わり者、軍隊内では思い切り浮いた存在だった。その彼が上官に割り当てられたのは、オスマン帝国からの独立を目指すハーシム家のファイサル王子に接触してイギリス側に引き込むという仕事。だが現地で王子の客分として迎えられたロレンスは、周囲の誰もが驚く提案を行って周囲の度肝を抜く。オスマン帝国の重要拠点であるアカバ要塞を、ベドウィンのラクダ部隊で急襲しようというのだ。しかしその行く手には、灼熱の砂漠が広がっている。作戦は成功するのか?

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