斉木楠雄のΨ難

10月21日(土)公開 新宿ピカデリーほか全国ロードショー

SF好きにはたまらない脱力系ナンセンス爆笑コメディ

 高校1年生の斉木楠雄は、世界にもまれに見る正真正銘の超能力者である。テレバシー、サイコキネシス、透視、瞬間移動、心理操作、時間遡行など、どの能力においても人並みはずれた力を発揮する。しかし残念なことに、その能力は彼を必ずしも幸せにしていない。彼は自宅近くのPK学園高校に普通の高校生として通学し、周囲で起きるトラブルを人知れず解決しながら、目立たぬようにひっそりと暮らすことを好むのだ。そんな努力もあって、学校で彼の超能力を知る者は誰もいない。しかしどういうわけか、彼のことを慕って近づいてくる連中がいる。自称「相棒」の燃堂力、妄想の中で悪の秘密結社と戦っている海藤瞬、熱すぎてウザイ学級委員・灰呂杵志、元極悪ヤンキーの窪谷須亜蓮、そして「おっふ」を求めて斉木に付きまとう学校一の美少女・照橋心美。中でも照橋はやばい、デンジャラス。案の定、彼女のせいで世界は一色即発の危機に見舞われるのだった……。

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フェリシーと夢のトウシューズ

2017年8月12日(土)公開 新宿ピカデリー他にて全国ロードショー

孤児院からパリ・オペラ座のバレリーナへ!

 1890年代のフランス。ブルターニュ地方の孤児院で育ったフェリシーは、ダンスが大好きな女の子。幼なじみのヴィクターと施設を脱走した彼女は、バレリーナになる夢を叶えるためパリ・オペラ座のバレエ学校に向かう。だが何のコネも資格もない彼女が、入学を許されるはずがない。行くあてのないフェリシーはオペラ座の掃除係オデットの仕事の手伝いをしはじめるが、雇用主のル・オー夫人はひどく意地悪で冷酷。バレエを習っている娘のカミーユも、母親譲りの傲慢で残忍な性格だった。そんなカミーユ宛にバレエ学校から届いた入学通知を偶然手に入れたフェリシーは、カミーユのふりをして憧れのバレエ学校に潜り込む。編入したメラントゥ先生のクラスは、間もなく上演される「くるみ割り人形」の出演者を選抜する真っ最中。まるで素人のフェリシーだったが、元バレリーナだったオデットの指導を受けながら、何とか落後せずレッスンに食らいついていく……。

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ハクソー・リッジ

6月24日(土)公開 TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー

地獄の戦場で、戦わない男は英雄になった

 1945年4月。激戦が続く沖縄のアメリカ軍前線基地に、ひとりの衛生兵がやってくる。名前はデズモンド・ドス。彼が同じ部隊の仲間たちから変わり者扱いされているのは、菜食主義のやせっぽちだったからではない。彼はセブンスデー・アドベンティスト教会の敬虔な信徒で、十戒の「殺すな」の掟を守るために銃を取らないことを信条としていたのだ。これが原因で訓練中には上官のしごきや周囲のいじめを受けることもあったが、「殺すのではなく、命を救いたい!」という決意は固く、こうして衛生兵として戦場にやって来ている。だが沖縄での戦いは、それ以前にデズモンドが経験してきたグアムやレイテの戦いとは比較にならない凄惨なものとなった。戦いの舞台は「ハクソー・リッジ」と呼ばれる高い断崖の上にある日本軍陣地。これを攻略しない限り、部隊は釘付けのままだ。激しい戦闘の中で、デズモンドは戦場に取り残された兵士たちを救出するため走り出す。

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ジョン・ウィック:チャプター2

7月7日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

目を覚ました暴力は新たな暴力を呼びさます

 ロシアン・マフィアとの諍いから一度は暴力の世界に舞い戻ったジョン・ウィックだったが、亡き妻の思い出と共に再び平和な引退生活を送ることは許されなかった。新しい仕事を持ち込んできたのは、かつてジョンが血の誓印を交わしたサンティーノ。殺しの世界で誓印は絶対的な価値を持ち、その持ち主からの依頼を断ることは許されない。サンティーノの依頼したターゲットは、父から組織の全権を譲られた姉ジアナ。ジョンはこの仕事をやり遂げ誓印の縛りを解かれたが、依頼者のサンティーノは新たな脅威となったジョンの命を狙う。最初の襲撃を何とか切り抜けたジョンだったが、サンティーノは奥の手として、ニューヨーク中の殺し屋にジョン殺しを依頼する連絡を入れる。成功報酬はなんと700万ドル! 高額報酬に目の色を変えた殺し屋たちが、ジョンの行く先々に現れて襲いかかってくる。たび重なる刺客の襲撃に深手を負ったジョンは、ある男に助けを求める。

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ちょっと今から仕事やめてくる

5月27日(土)公開予定 TOHOシネマズ日本橋ほかにて全国ロードショー

突然現れた「元同級生」の本当の正体は?

 青山隆は憂鬱だった。大学を卒業して1社だけ採用が決まったのは、上司のパワハラと理不尽な命令が横行する広告代理店の営業部だった。連日の深夜残業で体力を奪われ、上司の怒鳴り声に心を削り取られていく隆は、列車のホームから線路の方にフラフラと足が向かうのを止められない……。いままさにホームに転落する寸前、隆の身体をつかんで引き戻したのは、小学校時代の同級生と名乗る山本という大阪弁の男だった。だが隆には彼の記憶がまったくない。しかし強引に「懐かしいな〜。飲みに行こう!」と居酒屋に引っ張り込まれてしまった。こっそり小学校時代の同級生に電話してみると、確かに小学校3年生の時に転校して行った山本という同級生がいる。調子のいい山本に引っ張られるように、少しずつ明るさを取り戻していく隆。だが間もなく、小学校同級生の山本はまったく別人であることがわかる。ならば目の前にいる「元同級生の山本」は何者なのだろうか?

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いつまた、君と 〜何日君再来〜

6月24日(土)公開予定 TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー

実在した家族の戦中戦後史

 一人暮らしをしている祖母・朋子の家を訪ねた孫の理は、祖母が脳梗塞の発作を起こして倒れているのを発見。幸い命に別状はなく、朋子は病院で順調に快方に向かいはじめる。荷物を整理するため祖母の家に戻った理は、彼女がパソコンで自分の半生の記録を整理していることを知った。その手記は昭和15年、祖父母の結婚からはじまる。「日中和平のために働きたい」と言う祖父・吾郎と結婚して南京に渡った朋子。だがほんの数年で戦況は厳しくなり、一家は上海へと移住。さら敗戦によって、着の身着のままで日本に引き揚げてくることになった。愛媛にある朋子の実家で冷遇された一家は、茨城で運送業をはじめようとするが失敗。吾郎は福島のタイル販売業者に勤めるが、出張先で交通事故に遭って大ケガし、なんとか会社に戻ってみれば経理の持ち逃げで事務所はもぬけの空。吾郎はその後も次々職を変えるのだが、運に見放されたようにどれも長続きしなかった……。

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ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。

5月27日(土)公開予定 新宿シネマカリテ、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほか順次全国公開

Facebookから生まれた本物のラブストーリー

 2011年3月。東日本大震災のニュースを見た台湾ではすぐさま義援金の受付が開始され、各種のSNSは日本へのお見舞いと応援のメッセージで埋め尽くされた。これから紹介する恋物語は、そんな台湾からの「日本加油!!(日本がんばれ!!)」というメッセージのひとつに、日本人の青年が「ありがとう台湾!!」というお礼のコメントを付けたことからはじまった。間もなくこのコメントに返事が届く。「日本の方ですか?」「はい。あなたは台湾人?」。台湾からメッセージを送ったのは、日本語学科で学んでいる台湾人の女の子リンちゃん。日本からお礼の返事を送ったのは、宇都宮で会社勤めをしている地味な青年モギサンだった。ふたりはそのまま、SNSでつながりあった友達同士になる。互いのことや、日常のことを、少しずつ語り合うふたり。ちょうど友人たちと旅行の計画を立てていたモギサンは、リンちゃんの提案で行き先を台湾に変更したのだが……。

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