ドクター・ストレンジ(IMAX 3D)

1月27日(金)公開 TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー

めくるめく映像の魔法!

ドクター・ストレンジ

 スティーブン・ストレンジは天才的な腕を持つ脳神経外科医だったが、交通事故で両腕の神経を損傷して外科医としての道を断たれてしまう。再手術を繰り返し、最新の実験的な医療を試みても、かつてのような繊細な指先の動きを取り戻すことはできない。だが彼は「致命的な脊椎損傷から回復した患者がいる」という噂を聞き、その元患者から「カマー・タージに行け」というヒントを得てネパールのカトマンズに向かう。カトマンズで待っていたのは、エンシェント・ワンと彼女の弟子モルドだった。そこでストレンジに示されたのは、世界の常識を超越する魔法の力。そこに大きな希望を見たストレンジもまたエンシェント・ワンに弟子入りする。だがカーマ・タージはこの時、魔法の力を悪用するカエシリウスとの戦いを控えていた。ストレンジはそのための戦士として見込まれ、弟子入りを許されたのだ。暗黒の魔法を操るカエシリウスの手が、カーマ・タージに迫る……。

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未来を花束にして

1月27日(金)公開 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

100年前のイギリスで女性の参政権を求めて戦った人たち

未来を花束にして

 20世紀初頭のイギリス。子供の頃から洗濯工場で働くモーラは、配達の途中で過激な婦人参政権活動家たちのデモに巻き込まれる。当時のイギリスでは女性たちに参政権がなく、社会的な権利もほとんど保障されていない。権利を求める女性たちの声は、政治家たちに無視され、社会からも無視され、マスコミも完全に沈黙していた。活動家たちが時に暴力的な示威行動を起こすのは、自分たちの主張を「社会的な事件」として認知させるための作戦だ。モーラにとってこうした活動は他人ごとだったが、働いている工場で活動家の女性と知り合いったことで変化しはじめる。下院の公聴会で、工場労働の実態を証言することになったのだ。彼女の言葉に、議員たちも深い同情を示す。だが、結果は何も変わらなかった。変わったのは、モーラも活動化の一員として警察にマークされるようになったことだ。モーラは逮捕され、夫とは離婚。子供は奪われ、工場もクビになってしまう。

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恋妻家宮本

1月28日(土)公開 TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー

明日は我が身の熟年夫婦コメディ

恋妻家宮本

 中学教師の宮本陽平と妻の美代子は結婚して27年。一人息子の正が結婚して福島に引っ越したことから、夫婦ともに50歳にして初の二人暮らしがはじまった。だがそんな矢先、陽平は部屋の中でただならぬものを見つけてしまう。それは美代子の署名が書かれた離婚届だ。日付はまだ新しい。一体なぜ、こんなものがあるのだ? 青天の霹靂とはまさにこのことで、狼狽しまくる陽平。だがこの事実を妻に突きつければ、彼女の気性からしてその場で「ハイ離婚です」ということに成りかねない。一体どうすればいい。優柔不断な陽平は悩む。同じ頃、陽平が担任を務めるクラスでも家庭訪問がスタート。お調子者でクラスでも人気の“ドン”こと克也の自宅を訪問するのが、陽平にはちょっと気が重い。ドンの母は夫が海外に単身赴任中、不倫相手と交通事故を起こして入院しているのだ。私生活に大きな不安要素を抱えたまま、陽平はドンの家族についても気をもむことになる。

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沈黙 ーサイレンスー

1月21日(土)公開 TOHOシネマズ 日本橋ほか全国ロードショー

神は沈黙し、主人公は饒舌に語る

沈黙 ーサイレンスー

 17世紀初頭。キリスト教が禁じられた日本では宣教師たちが海外に追放され、あえて日本に残ろうとした宣教師たちは棄教を迫られ殉教していった。ポルトガルのイエズス会修道会に、フェレイラ神父棄教の知らせが届いたのはそんな時代だった。彼の教え子であるロドリゴ神父とガルペ神父には、そのことがまったく信じられない。ふたりは真相を調べ、孤立した日本のキリスト教徒の信仰を途絶えさせないため日本に向かう。途中マカオで日本人漁師のキチジローと出会い、彼の手引きで長崎の寒村に上陸した神父たちは、そこで潜伏キリシタンたちの素朴で力強い信仰に感動するのだった。だが奉行所の詮議が厳しくなる中で、間もなくふたりは捕らえられてしまう。ロドリゴは牢の中でも日本人キリシタンたちのために神父としての勤めを続けるが、棄教しないキリシタンに対する奉行所の処置は情け容赦が無い。やがてロドリゴの前に、日本人になったフェレイラが現れる。

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マグニフィセント・セブン

1月27日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

『荒野の七人』の中途半端なリメイク

マグニフィセント・セブン

 鉱山王のバーソロミュー・ボーグは自分の金鉱を拡張するため、ローズ・クリークの町の住民たちに暴力的な立ち退きを迫る。部下に命じて教会に火を放ち、少しでも歯向かうものは射殺だ。夫を殺されたカレンは、近くの町で黒人の賞金稼ぎサムに出会い、彼にボーグに対抗するための助っ人を依頼する。はじめは相手にしなかったサムだが、相手がボーグだと聞くとこの話に乗ることにした。軍隊なみの装備を持つボーグを敵に回すには、腕の立つ仲間が必要だ。サムの誘いで、ギャンブラーのファラデー、狙撃手ロビショー、ナイフ使いのビリー、賞金首のヴァスケス、ハンターのホーン、先住民の戦士レッドハーベストなどが仲間に加わった。ローズ・クリークに乗り込んだサムたちは、ボーグの息が掛かった保安官一派を町から一掃し、ボーグたちがやってくるのに備えて町の守りを固める。束の間の平和な時間。だがボーグ一派の登場によって、町は血みどろの戦場になる。

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アイヒマンを追え ナチスが最も畏れた男

1月7日(土)公開 Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー

ナチス高官アイヒマン逮捕の舞台裏

アイヒマンを追え ナチスが最も畏れた男

 1950年代後半のドイツ・フランクフルト。自宅の風呂場で眠りこけた検事長のフリッツ・バウアーは、浴槽で溺死する寸前に運転手に救出されて病院に搬送される。命に別状はなく、1週間後には仕事に復帰するバウアー。だが表向き彼に見舞の言葉をかけながら、彼が死ななかったことを残念に思う者たちも多い。戦後12年で目覚ましい復興を遂げたドイツだが、政府や官公庁の主要ポストに座っているのはかつてのナチス幹部たちなのだ。彼等の旧悪は隠蔽され、罰せられることはない。そんな中で、ナチスの高官たちを追うバウアーの捜査は厄介な存在なのだ。ひとりのナチス高官の逮捕で、他の元幹部たちまでが芋づる式に検挙される可能性がある。そんなわけで、バウアーは他の検事たちの妨害や、有形無形の脅迫にさらされているのだ。そんな彼のもとに、アルゼンチンから1通の手紙が届く。それは逃亡中のナチス高官アドルフ・アイヒマンについての情報だった。

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天使にショパンの歌声を

1月14日(土)公開 角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開

学校を守ろうとする修道女の奮闘

天使にショパンの歌声を

 1960年代。カナダのケベックに、カトリックの女子修道会が営む寄宿制の音楽学校があった。校長はもとコンサート・ピアニストのオーギュスティーヌ。彼女の教育方針に従って、学校には音楽を愛する多くの修道女と生徒が集まっている。だがこの時代、教会は社会の世俗化という荒波に大きく揺り動かされていた。政府は公教育を充実させ、カトリック系の学校からも多くの生徒が公立学校に転校している。教会は第2バチカン公会議後の改革で、ミサの方式や修道会のあり方が大きく変化している。オーギュスティーヌの学校は、修道会の経費削減を理由に閉校の瀬戸際にある。オーギュスティーヌは学校の存続をはかるため、マスコミを集めたイベントを開催し、広く社会に向けて学校の必要性をアピールした。同じ頃、学校にはオーギュスティーヌの姪アリスが転入してくる。彼女はピアニストとして天性の素質を持ちながら、自分の殻に閉じこもりがちな問題児だった。

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