アド・アストラ

 9月20日(金)公開 TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

冒頭の大落下は大画面で観る価値あり!

 近未来の地球。宇宙から降り注ぐ電流サージによって、世界中で大規模な事故や火災などが増えていた。サージに起因する事故に遭いながら九死に一生を得た宇宙飛行士のロイ・マクブライドは、上官から秘密の任務を命じられる。それは人類を危機に陥れているサージを止めるため、海王星まで行けというものだった。今から16年前、地球外生命体を探す「リマ計画」というプロジェクトがあり、旅立った飛行士たちはそのまま消息を絶った。参加者全員死亡と見られていたが、じつは参加者のうち、ロイの父クリフォードだけがまだ生きており、海王星付近で活動しているらしい。この活動が、結果としてサージの原因になっている。ロイの任務は父を説得して、地球に連れ帰ることだ。彼は民間人旅行者の身分で月基地に渡り、さらに火星の中継基地に到着する。だが心理テストで任務から任務から外されそうになったことで、ロイは強引に探査ロケットに乗り込んだのだが……。

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ブルーノート・レコード/ジャズを超えて

9月6日(金)公開 Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開

名門ジャズ・レーベルの過去と現在。そして未来……

 ブルーノート・レコードは、1939年に創立された名門のジャズ専門レーベルだ。創設者のアルフレッド・ライオンはニューヨークの貿易会社に勤めていたが、子供時代からのジャズ好きが高じて小さなレコード会社を立ち上げた。翌年にはドイツ時代の親友だったフランシス・ウルフもこのレコード会社に合流し、ニューヨークの最新ジャズを次々に録音していった。ライオンとウルフはユダヤ人で、ナチス政権によるユダヤ人迫害を逃れてきたのだ。ブルーノートでは様々なミュージシャンが録音し、その中には今でもジャズの名盤とされるものが多い。1930年代末にアルバート・アモンズとミード・ルクス・ルイスのブギウギからスタートしたレーベルは、1940年代にはビバップの名盤を数多く生み出し、1950年代のハードパップを経て、1960年代にリー・モーガンの「サイドワインダー」が大ヒット。だが皮肉なことに、これが同レーベルの身売りにつながる。

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エイス・グレード/世界でいちばんクールな私へ

9月20日(金)公開 ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国ロードショー

美しくもなく輝いてもいない思春期!

 ケイラは中学生ユーチューバーだ。定期的にネットに動画をアップして、同世代の子供向けにポジティブなメッセージを送っている。だがそれを学校で知る人はほとんどいない。パソコンのカメラの前で笑顔を振りまき饒舌な彼女も、学校では無口な子、目立たない子、イケてない子で通っているのだ。学内の人気者たちを横目で見ながら、積極的にその中に入っていけないことに自分でイラだっている。怒りをぶつける相手は父親だ。自分の事が心配なのはわかるが、あれこれ口を出したり干渉したりしてくる父親にも、ケイラはイライラが止まらない。そんな彼女が、クラスの人気者ケネディの母親から、プール開きパーティに招待された。ケネディ本人は明らかに乗り気じゃない。それがわかるから、ケイラもこの招待に応じるのは気が重い。しかしこれを断れば、自分がクラスのはぐれ者であることを自分で認めるようなもの。ケイラは勇気を振り絞って会場に乗り込んだが……。

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ブレードランナー ファイナル・カット

9月6日(金)公開 全国のIMAXシアターで2週間限定公開

大画面で観るショーン・ヤングは美しかった

 西暦2019年。人類は外宇宙に進出している。苛酷な環境下で人間を手助けし、時として慰安を与えるのは、遺伝子操作で生まれた人造人間、レプリカントだ。だが人間以上に苛酷な境遇を強いられる彼らはしばしば脱走し、自由を求めて地球に逃れてくる。地球でレプリカントを捜し出して処分するのが、ブレードランナーと呼ばれる特殊刑事たちだった。ブレードランナーのリック・デッカードは、逃亡した最新型レプリカント4体の追跡と処分を命じられる。彼は最新型についての情報を得るため製造元のタイレル社を訪れるが、そこで出会った社長秘書のレイチェルは、幼少時の偽の記憶を植え付けられたレプリカントだった。逃亡したレプリカントの所持品から、ダンサーとして繁華街に潜伏中の個体を発見したデッカードは、雑踏の中で彼女を射殺。その様子を目撃した別のレプリカントに殺されそうになるが、間一髪のところで彼を助けたのはレイチェルだった……。

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ロケットマン

8月23日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

エルトン・ジョンの伝記ミュージカル映画

 ド派手なステージ衣装のまま、依存症の治療施設に駆け込んできた男。世界的なロックスター、エルトン・ジョンだ。アルコールや合法・違法のさまざまな薬物、さらにはセックス、過食、買い物など、ありとあらゆる依存症になっていることを告白した彼は、そこに至ったこれまでの生涯について語り始める。本名はレジナルド・ドワイト。両親の愛に恵まれない、寂しく孤独な少年時代だった。彼のピアノの才能を見抜いて、王立音楽院への進学を後押ししてくれたのは祖母だけ。レジーは学校でも神童ぶりを発揮するが、やがてロックに出会って友人たちとバンドを組む。そこで新しい自分にふさわしい名前として選んだのが、エルトン・ジョンという新しい名だった。レコード会社の募集広告に応募した彼は、そこでバーニー・トーピンという作詞家に出会ってコンビを組む。コンビが生み出した最初の大ヒット作が「僕の歌は君の歌」。初のアメリカツアーも大成功だった。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

8月30日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

タランティーノが作った夢のハリウッド

 1969年のハリウッド。テレビ西部劇で一世を風靡した俳優のリック・ダルトンは、番組打ち切り後に何本かのB級アクション映画に出演した後、これといっためぼしい役にありつけないまま「往年のスター」扱いされつつあった。時々回ってくる役は、テレビ映画にゲスト出演する悪役ばかり。彼に忠誠を尽くす専属スタントマンのクリフ・ブースも、今では身の回りの世話をする雑用係のようなありさまだ。そんな彼の家の隣に最近引っ越して来たのは、『ローズマリーの赤ちゃん』の大ヒットで時代の寵児となっているロマン・ポランスキー監督と新妻シャロン・テート。成功の上り坂を駆け上がる者と、同じ坂をゆっくり下って行く者の悲しい対比だ。リックにはイタリア製西部劇への出演依頼があるが、ハリウッドで一度は時代の寵児となった男にとって、イタリアへの都落ちはプライドが許さない。同じ頃、ハリウッドでは危険なカルト集団が勢力を伸ばしつつあった。

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ダンスウィズミー

8月16日(金)公開 全国ロードショー

いろいろ残念なミュージカル・コメディ

 東京の大手企業に勤める鈴木静香は、姉に押し付けられた姪っ子の子守で遊園地へ。そこでインチキ臭い老催眠術師マーチン上田に出会い、安っぽい催眠術をかけられる。「あなたはミュージカル女優です。音楽が流れると、歌ったり踊ったりしないではいられません!」。学校の出し物でミュージカルに出演するという姪っ子に催眠術はかからなかったが、どういうわけかこの術が静香にだけはしっかりかかってしまった。社内プレゼンの席で、静香はふいに流れ出した音楽に反応して盛大に歌い踊り、周囲を啞然とさせる。このままでは仕事にならない。仕事どころか日常生活にも差し障る。もとに戻るには、マーチン上田に催眠術を解いてもらうしかない。しかし借金まみれのマーチンは遊園地から姿をくらまし、気ままな地方巡業の旅に出てしまう。静香はマーチンの小屋でサクラをしていた千絵を仲間にひっばりこみ、マーチンを追いかける旅に出る。その期限は1週間だ!

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