アラジン

6月7日(金)公開 全国ロードショー

華麗な映像とミュージカルシーンに大満足

 アラビアの豊かな交易都市アグラバーの裏通りで、こそ泥として生きてきたアラジン。市場で王宮の侍女を助けたアラジンは、彼女の正体がお忍びで街に出た王女ジャスミンだと知らぬまま親しく言葉を交わす。その夜、自分の手もとに残った腕輪を返すため城に忍び込んだアラジンは衛兵に捕らえられ、宰相のジャファーから彼女の正体を知らされると共に、砂漠の奥にある魔法の洞窟からひとつのランプを取ってくるように命じられた。ジャファーはこれまでも何度か同じように、囚人を使って洞窟からランプを取り出そうとしている。だが洞窟が受け入れるのは、心に邪心のない「ダイヤの原石」のみ。そうでな者が洞窟に入れば、洞窟はその者を永久に飲み込んでしまうのだ。洞窟に入ったアラジンは脇目も振らずにランプに手をかけるが、その瞬間に洞窟は出口を閉ざす。途方に暮れたアラジンがランプのホコリを拭うため手でこすると、巨大なランプの魔人が姿を現した。

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パリ、嘘つきな恋

5月24日(金)公開 新宿ピカデリーほか全国ロードショー

中年プレイボーイの最初で最後の恋!

 ジョスランは間もなく50歳に手が届こうとしている独身貴族。有名ブランドの販売を手掛けるやり手の企業経営者だが、恋愛に関しては口から出任せの口説き文句で女性たちと次々その場限りの関係を持つプレイボーイだ。母が亡くなって実家の遺品を整理していたとき、たまたま隣家の女性ジュリーが訪れたことから、再びジョスランの虚言癖が始まる。彼女はジョスランが母の車椅子に座っていた様子を見て、彼を障害者だと思い込んでしまうのだ。ジュリーの実家に招待された彼は、そこで彼女の姉フロランスを紹介される。クラシックのヴァイオリン奏者でアマチュアのテニス選手でもある彼女は、車椅子の障害者だった。車椅子を並べて語り合ううちに、ジョスランは彼女にすっかり魅了されてしまう。彼女のテニスの試合を観戦し、海外のコンサートにも行った。これは本気の恋? しかし「障害者同士」だと思っているフロランスに、彼は本当のことを言えなかった。

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アナと世界の終わり

5月31日(金)公開 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

歌って、踊って、ゾンビがガブリ!

 クリスマスを数日後に控えているというのに、高校生アナの生活はまるで冴えなかった。卒業後は町を出ようとせっせとアルバイトで金を貯めているが、娘の大学進学を望む父はそれを知ってヘソを曲げる。学校はつまらないし、バイト先はかび臭いボーリング場。親しい友人もいまいちの連中ばかり。だがある朝目を覚ますと、世界の様子は一変していた。町の人々が、次々ゾンビになっていたのだ。バイト仲間のジョンと何とかバイト先のボーリング場に逃げ込んだが、そこには夜中に町でビデオ撮影をしていたステフとクリスも難を逃れて立てこもっていた。しかしこの建物も、必ずしも安全ではない。4人は建物に侵入したゾンビを何とか撃退すると、生き残った人たちが軍隊の救助を待っているという学校に向けて移動しはじめる。だがその行く手には、さらに大量のゾンビたちがひしめき合っていた。はたしてアナたちは、無事に家族と再会することができるのだろうか。

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愛がなんだ

4月19日(金)公開 テアトル新宿ほか全国ロードショー

イケテない若い男女の恋がリアル

 田中守と山田テルコは恋人同士ではない。それでも風邪をひいて寝込んだという守からの電話に、テルコはいそいそと出かけ、かいがいしく食事の支度をする。テルコは守のことが好きなのだ。ただ好きなだけじゃない。大好き。愛しているのだ。守のためなら何でもできる。テルコの生活は、今や守を中心に回っていると言っても過言ではない。だが守はそんなテルコの気持ちに気づかないのか、友人だか、飲み友達だかわからない、曖昧な関係のままだ。だがある日、ついにテルコの願いが叶い、二人が結ばれる日がやってきた。イチャイチャとじゃれ合う、甘ったるくて幸福な時間。だがその時間は、あっという間に消えてしまった。守にとって、テルコとの関係は負担だったのだろうか。でもテルコは諦めない。とうとうテルコは会社もクビになってしまう。そんなテルコを友人の葉子は呆れた目で見ているが、その葉子にも、恋人未満の奇妙な関係の男友だちがいるのだった。

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麻雀放浪記2020

4月5日(金)公開 丸の内TOEIほか全国ロードショー

これは「ふんどし放浪記」である

 西暦2020年の日本。浅草の路上に突然現れた青年は、手の中に麻雀牌の五筒(ウーピン)を握りしめていた。彼の名は哲。1945年(昭和20年)の焼け野原になった東京で、麻雀博打に明け暮れていた若きギャンブラーだ。それがなぜか75年後の東京にいる。2020年の東京は直前に起きた戦争の影響でオリンピックが中止になり、社会格差が広がり人々の心は荒廃していた。そんな世界で無一文の哲を拾ったのは、メイド雀荘で働く売れない地下アイドルのドテ子。彼女はタレント事務所の社長兼マネージャーのクソ丸と暮らす安アパートに哲を招き、ここから3人の同居生活がはじまる。クソ丸は麻雀番組にドテ子を出演させて細々と事務所を維持していたが、哲に麻雀の才覚があることに気づくと、褌一丁の奇抜な扮装のイケメン雀士「昭和哲」としてテレビ局に売り込む。最初は物笑いの種になっていた昭和哲も、麻雀の腕が超一流とあって人気は急上昇していく。

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バイス

** 4月5日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー**

人生は、歴史は、アイロニーに満ちている

 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ。パニック状態になるアメリカ政府高官たちの中で、それまで目立たなかった一人の男が世界最大の権力を掌握する。その男の名はディック・チェイニー。通常は政権のお飾りでしかないアメリカの副大統領だが、国家の危機的状況の中で、彼は大統領さえ凌ぐ権力を手に入れる。なぜ彼には、そんなことが可能だったのか。そもそも彼は何者なのか? 1960年代。名門イェール大を中退した彼は、野心家の恋人リンに尻を叩かれて別大学を卒業し、やがて政治の世界に足を踏み入れていく。躍進のきっかけになったのは、下院議員ドナルド・ラムズフェルドのスタッフになったこと。ラムズフェルドはチェイニーを気に入り、自身がニクソン政権の要職に就いたときはチェイニーをホワイトハウスに連れて行く。ウォーターゲート事件でニクソンが辞任すると、チェイニーは史上最年少でアメリカ合衆国大統領首席補佐官に就任した。

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まく子

3月15日(金)公開予定 テアトル新宿ほか全国ロードショー

現代版「風の又三郎」

 小学校5年生のサトシの家は、あかつき館という温泉旅館を営んでいる。母が女将で父が料理長。他に仲居や板前などの従業員が数人という、家族経営の小さな宿だ。そんなサトシの前に、転校生の少女がやって来る。名前はコズエ。彼女の母親があかつき館で住み込みの仲居として働くことになり、コズエも一緒に暮らすことになったのだ。少し不思議な雰囲気を漂わせるコズエは、何かにつけてサトシにくっついて回る。サトシはこれが、嬉しいような、うっとうしいような、複雑な気持ちだ。やがてサトシは、自分の胸に秘めた重大な秘密をコズエに話してしまう。自分は大人になりたくないのに、日々自分の身体が変化していくことが恐ろしいこと。大人になりたくない理由は、自分にとって一番身近な大人の男である父親を嫌悪しているからだということ。父は隣町の若い女と浮気をしていた。だがその後にコズエがサトシに話した秘密は、さらに奇想天外なものだった……。

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