007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

10月1日(金)公開 全国ロードショー

007という一つの物語の終わり

007 ノー・タイム・トゥ・ダイのポスター画像

■あらすじ

 スペクターの首領ブロフェルドを捕らえたジェームズ・ボンドは、恋人マドレーヌと生活するためMI6を去る。だがその直後、ボンドを襲うスペクターの暗殺者たち。その時ボンドの中に芽生えたのは、恋人に対する拭いがたい疑念だった。彼は恋人に別れを告げる。

 それから5年。ジャマイカで暮らすボンドのもとに、CIAのフィリックス・ライターが仕事を持ち込んでくる。それはスペクターに誘拐された細菌学者の奪還。一度はこれを断ったボンドだったが、「新しい007」と名乗る女性エージェントに手を出すなと釘を刺されたことから、結局仕事を引き受けることにした。

 目的地はキューバ。スペクターの全幹部が集まるパーティに忍び込んだボンドは、そこで細菌の入ったガスを浴びるが、死んだのは周囲にいるスペクターのメンバーたちだけだった。この細菌兵器は遺伝子情報をもとに、特定のターゲットだけを死に至らしめる究極の暗殺兵器だった。

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復讐者たち

7月23日(金)公開予定 ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開

知られざるホロコースト後日談の映画化

■あらすじ

 1945年。ホロコーストを生き延びたユダヤ人マックスは、家族の手掛かりを追って難民キャンプに向かう。そこで待っていたのは、妻子が殺されたという悲しい知らせだった。

 彼はイギリス軍ユダヤ人部隊の士官ミハイルに声をかけられ、彼らが秘かに行っているナチス残党狩りに合流する。ユダヤ人を収容所に送った者たちや収容所の責任者を探しだし、闇から闇に葬り去るのだ。この活動の中で、マックスは「ナカム(復讐)」と名乗るユダヤ人過激派グループと接触する。

 それから間もなく、ミハイルたちの部隊は別の地域に転属が決まる。マックスはミハイルたちと別行動を取り、ナカムに潜入して内情を探るスパイ任務を与えられる。かなり強引に組織にもぐり込んだマックスは、ナカムがドイツ人600万人の殺害という、前代未聞の大規模テロを計画していることを知る。

 マックスはこの計画を止めるのか? それとも、計画の遂行に加担するのか?

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太陽は動かない

3月5日(金)公開 TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー

映画の売り方と構成にひっかかる

 国際的に取材活動とニュース配信を行っているAN通信。だが通信社は表向きの顔に過ぎず、実態は日本に本拠地を持つ産業スパイ組織だ。諜報員は心臓に爆弾を埋め込まれており、24時間ごとの定時連絡が途絶えると爆発する仕組みになっている。鷹野一彦と田岡亮一は、AP通信でも腕利きのベテランと中堅のコンビ。彼らに与えられた任務は、ブルガリアで敵対組織に拘束された諜報員・山下の救出だった。ふたりは山下を無事救出したかに思えたが、混乱の中で山下は定時連絡に失敗し、鷹野たちの目の前で山下は爆死する。山下を拉致したのは中国人実業家アンディ・黄(ウォン)が率いるCNOXグループ。そのパーティに記者の身分で潜入した鷹野たちは、そこでかねてより面識のあるフリーランスの産業スパイ、デイビッド・キムと、謎の女AYAKOの姿を見かける。今回の事件の焦点には、日本人科学者・小田部教授の開発した新エネルギーに関する研究があった。

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工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男

7月19日(金)公開 シネマート新宿ほか全国順次ロードショー

実在のスパイをモデルにした実録サスペンス映画

 1990年代初頭。韓国軍の将校だったパク・ソギョンは、国家安全企画部の支持を受けて北朝鮮の内情を探るスパイになった。暗号名は「黒金星(ブラック・ヴィーナス)」。当時世界では北朝鮮の核開発疑惑が取り沙汰されており、その真相を探るために北朝鮮に直接入国して政府中枢に乗り込める人物が必要とされたのだ。軍を除隊して貿易商として北京で北朝鮮関連の商品を扱ううち、金離れのいいビジネスマンとして北朝鮮の情報組織が彼をマークしはじめる。改革開放政策で急成長を遂げていた北京には、世界中からビジネスマンとスパイが集まっている。北朝鮮当局は、パクを味方になる人物か、それとも韓国のスパイなのか品定めしているのだ。ここで正体がばれれば、パクの命はない。だが彼は何とか北朝鮮側のチェックをパスし、対外経済委員会のリ所長と太いパイプを作ることができた。リ所長の案内でパクは北朝鮮に入国し、最高指導者の金正日と対面する。

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キングスマン:ゴールデン・サークル

1月5日(金)公開 TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー

超豪華なキャストに目まいがするような娯楽大作

 いかなる国家や組織にも属さない独立系の諜報組織「キングスマン」。そのメンバーであるエグジーが、元候補生のチャーリーが率いる武装グループに襲撃された。何とかその手を(文字通り)振り切ったエグジーだったが、彼らの目的はエグジー個人への復讐ではなくキングスマンの壊滅。データのハッキングでキングスマンの拠点はことごとく破壊され、生き残ったのは恋人の実家(スウェーデンの王室)を訪ねていたエグジーと、エージェントの名簿に未掲載だったマーリンだけだった。襲撃したのは世界的な麻薬組織「ゴールデン・サークル」の女ボス、ポピーだった。エグジーとマーリンは組織生き残りのため残されたメッセージをたどり、テキサスのウィスキー蒸留所を訪ねる。そこはキングスマン同様の諜報組織「ステイツマン」の本拠地だった。少々手荒な歓迎を受けたエグジーたちだったが、彼らはそこで、死んだと思われていた懐かしい人物と再会することになる。

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コードネーム U.N.C.L.E.

11月14日(土)公開 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

「0011ナポレオン・ソロ」の映画版リメイク

コードネーム U.N.C.L.E.

 東西冷戦真っ直中の1960年代。東ベルリンに潜入したCIA工作員ナポレオン・ソロは、行方不明になったドイツ人天才科学者の娘ギャビーを西ドイツに脱出させた。だが任務はそれで終わらない。じつは彼女の父がナチスの残党に誘拐されて、ヨーロッパのどこかにある秘密施設に監禁されている。そこで作られた核爆弾が、南米にあるナチス残党の本拠地に持ち出されれば大変なことだ。ナチスという共通の敵を前に、米ソは秘かに協力することとなった。ナポレオン・ソロとKGB工作員のイリヤ・クリヤキンにコンビを組ませ、ギャビーをエサに敵の秘密施設を突き止めるのだ。最初に接触すべき相手は、ローマに住んでいるギャビーの叔父だ。彼もまたナチス残党一派であり、間違いなく彼女の父の行方を知っている。イリヤはギャビーの婚約者として共にローマへ。ナポレオンも口八丁手八丁の巧みな売り込みで、敵方の重要人物に接触することに成功したのだが……。

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007 スペクター

12月4日(金)公開予定 TOHOシネマズ日劇
11月27日(金)、28日(土)、29日(日)先行公開

ダニエル・クレイグの007シリーズ完結編?

スペクター

 観光客でごった返すメキシコシティで、大規模テロを阻止したジェームズ・ボンド。だがその派手な立ち回りを上司のMはたしなめる。内務省では諜報部門の再編が計画中で、Mが率いるMI6はCが指揮を執るMI5と統合されそうなのだ。だがMの制止も聞かずにボンドは自分が暗殺した男の妻とローマで接触し、その情報をもとに国際的な犯罪組織の秘密会議に潜入する。そこで会議を取り仕切っていた組織の首領は、ボンドにとって忘れがたい人物だった。「そんな馬鹿な。やつは20年前に死んだはずだぞ!」。敵の追跡をかわしたボンドは、かつての宿敵Mr.ホワイトが組織の一員だったことを知って彼の隠れ住むオーストリアの山荘へ。だがそこで彼を迎えたMr.ホワイトは毒を盛られて瀕死の状態だ。「娘の命を助けてくれ。そしてアメリカンのことを聞くんだ」と言い残して彼は自ら命を絶った。ボンドは娘のマドレーヌに会うため、雪山のクリニックに向かう。

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ジョーカー・ゲーム

1月31日(土)公開 TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー

アメリカ大使館から新型爆弾の設計図を盗み出せ!

ジョーカー・ゲーム

 嘉藤次郎は偽名だ。士官学校で上官に逆らい軍法会議で死刑判決を受けた彼は、陸軍の秘密スパイ組織D機関にスカウトされた。諜報員として徹底的な訓練を受け、送り込まれた先は各国が諜報戦を繰り広げる東南アジアの某都市だ。ドイツでユダヤ人科学者が発明した新型爆弾の設計図「ブラックノート」が、ドイツから奪い取られて当地のアメリカ大使グラハムの手に渡っている。D機関に与えられた任務は、グラハムが本国に帰国する前にブラックノートを奪い取ること。だがこの話には裏がある。D機関の存在を好ましく思っていない陸軍の一部幹部は、憲兵隊を使ってアメリカ大使館を襲撃し、グラハムから強引にブラックノートを奪い取る計画を立てる。D機関は大使館の厳重な警備とブラックノートの強奪を企む他国スパイを出し抜き、さらに憲兵隊の妨害を煙に巻いて任務を遂行しなければならないのだ。嘉藤は写真技師に身分を偽って、グラハムへの接近に成功する。

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スパイ・レジェンド

1月17日(土)公開予定 角川シネマ新宿、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー

ピアース・ブロスナンがスパイの世界に復帰

スパイ・レジェンド

 かつてCIAの敏腕エージェントとして世界中を股にかけたピーター・デヴェローは、スイスのローザンヌで静かな隠退生活を送っていた。そこにやってきたのは、かつての仲間ジョン・ハンリー。ロシアの次期大統領と目される有力政治家アルカディ・フェデロフについての重要な情報をつかんだ女性エージェントが、ピーターに救出を求めているのだという。かつて愛した女のため、単身モスクワに向かうピーター。だが彼女は彼の目の前で、証拠隠滅のためCIAの暗殺部隊に射殺されてしまった。ナタリアが最後に残した言葉は「ミラ・フィリポワ」。その女がフェデロフについての貴重な情報を握っているという。ピーターはミラの行方を追ってベオグラードへ飛び、彼女と最後に接触した女性アリスを見つけ出す。だがミラを追っているのはCIAも同じ。フェデロフも強力な殺し屋を送り込んできている。ピーターはアリスをかばいながら、懸命にミラを探すのだが……。

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