若おかみは小学生!

9月21日(金)公開 新宿バルト9ほか全国ロードショー

子供にとっての「死」を取り上げた意欲的な作品

 「おっこ」こと関織子は、小学6年生の元気な女の子。交通事故で両親を亡くし、母の実家である伊豆の温泉旅館に引き取られた。祖母の峰子が切り盛りする、春の屋という小さな温泉宿だ。そこでおっこを出迎えたのは、クモ、トカゲ、ヤモリ、極めつきは自分と同じ年頃の幽霊・ウリ坊だった。どうやら事故のショックで、おっこには霊感のようなものが身に付いたらしい。「峰子ちゃんを助けたって!」と言うウリ坊の後押しもあり、旅館の仕事を手伝うようになるおっこ。こうして花の湯温泉郷に、小学生の若おかみが誕生した。だが旅館にやって来るのは、くせのある客ばかり。おっこは精一杯のもてなしで、訪問客たちの心を癒やしていく。美少女の幽霊・美陽や、土鈴の魔物・鈴鬼など奇妙な仲間も加わり、学校での友人も増えていく。だがいつも明るく元気なおっこも、心の奥底に隠している大きな傷があった。ある宿泊客の訪問で、それが明らかにされるのだが……。

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ワンダー 君は太陽

6月15日(金)公開 TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

子供の成長という大きな奇跡!

 オギー・プルマンは10歳の男の子。両親と姉の四人家族の中で、いたずらと『スター・ウォーズ』が大好きな少年へとすくすく成長した。でも彼がひとつだけ、他の子供と違っていることがある。オギーは遺伝性の病気で、顔が変形して生まれたのだ。赤ん坊の頃から何十回も手術を繰り返したが、顔の変形が完全に治ったわけではない。学校に通えないまま、ホームスクールで母親から授業を受けていた。しかし小学5年生の新学期から、オギーは生まれてはじめて学校に通うことになった。物珍しそうにオギーの顔をのぞき込む子供たち。子供は大人以上に残酷なのだ。でも悪いことばかりじゃない。オギーは優しい先生たちに見守られながら、初めて自分と同じ年頃の子供たちと触れ合う。仲の良い友達もできた。同じ頃、オギーの姉ヴィアも高校生の新学期を迎えている。子供の頃から手のかからない「良い子」として育った彼女にも、思春期の女の子としての悩みがあった。

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パディントン

1月15日(金)公開予定 TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー

ロンドンにやって来た子グマの大冒険

Paddington

 暗黒の地ペルーからロンドンのパディントン駅にたどり着いた1匹の子グマ。彼はたまたま通りかかったブラウン夫妻の家に引き取られ、出会った駅の名前にちなんで家族からはパディントンと呼ばれることになる。パディントンは第1日目からブラウン家を水浸しにするなど、とんちんかんなトラブルメーカーぶりを発揮する。これでは、彼をずっと家に置くわけにも行かない。まずは彼が訪ねようとした、ロンドンの知り合いを見つけるのが最優先だ。相手は数十年前にペルーでパディントンの家族に出会った、イギリスの探検家だという。だがあちこちで調べたが、それらしい記録は残っていないのだ。ブラウン夫人はパディントンのかぶっていた帽子から、探検家が地理学協会の関係者だと当たりを付ける。同じ頃、自然博物館の剥製係である美女ミリセントは、ペルーから来た子グマの情報を聞きつけて追跡をはじめた。彼女の目的は、パディントンを剥製にすることだった。

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ベル&セバスチャン

9月19日(土)公開予定 新宿武蔵野館

往年のアニメ「名犬ジョリィ」の実写映画版

ベル&セバスチャン

 1943年のフランス・アルプス地方の小さな村、サン・マルタン。7歳の少年セバスチャンは祖父のセザールと一緒に、山で「野獣」を追っていた。その正体は飼い主に虐待されて逃げ出した巨大な犬だ。野獣は人間に対する恨みを晴らすため、しばしば家畜や人を襲うなどの悪さをしていた。村人の安全のためには、野獣を駆除しなければならない……。だがセバスチャンは山の中で野獣に出会い、あっという間に仲良くなってしまう。犬にベルという新しい名前を付けて、ふたりは親友同士になった。同じ頃、サン・マルタン村にはドイツ軍の将校たちが駐留し、アルプスを越えてスイスに逃れようとするユダヤ人の取り締まりを強化しようとしていた。村では人々が秘かに協力し合い、ユダヤ人たちの亡命を手助けしていたからだ。ある日ドイツ兵が野獣に襲われたことから、村人たちは野獣駆除のための山狩りを命じられる。セバスチャンはベルを助けようとするのだが……。

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天才スピヴェット

11月15日(土)公開 シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー

天才少年は自分の居場所を探してアメリカを横断する

天才スピヴェット

 モンタナ州の山岳地帯にある牧場に、10歳の少年スピヴェットは家族と一緒に暮らしている。父は古風なカウボーイ。母は生物学者。まるで正反対の世界に住んでいるような両親が、どこどどう知り合ったのかはよくわからない。スピヴェットは並外れた知識欲と頭脳の持ち主だが、その才能はモンタナの田舎で埋もれたままだ。家の中にも学校にも、スピヴェットの才能を気にかける人は誰もいないのだ。彼にとって唯一の遊び相手は、二卵性双生児の弟レイトンだけ。だがその弟は銃の暴発事故で死んでしまった。快活なレイトンは誰からも愛されていたのに。悲しみに包まれる家族。弟がいなくなったことで、スピヴェットは家の中に居場所を失ってしまう。そんなスピヴェットのもとに、ワシントンDCのスミソニアン協会から電話がかかってくる。彼の発明した半永久機関が、国際的な発明賞を受賞したのだ。スピヴェットは授賞式に出席するため、家族に黙って家を出た。

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カラアゲ☆USA

カラアゲ☆USA

からあげが名物の町を舞台にしたB級グルメドラマ!

 5年前に駆け落ち同然に家を飛び出し、アメリカに行ったはずの彩音が帰ってきた。しかも子連れで! なんでも相手の男がギャンブルで借金をこさえ、1年前に雲隠れしたという。連れて来たシャーリーという女の子は、男の連れ子で血のつながりはないのだ。彩音の実家はからあげの町として有名な大分県宇佐市にある、老舗のからあげ専門店「とり一番」。しかし子供の頃から鶏肉が苦手な彼女は家の商売を嫌い、夕食のテーブルに山盛りになったからあげを見て「わたしに対する嫌がらせだ!」とふて腐れる。しかし高校生の頃から彩音に好意を寄せていたからあげ店「鳥元帥」の跡取り息子智也は、彩音の帰郷を知って気もそぞろだ。同じ頃、近くの弁当屋が突然フライドチキン店に改装して「とり一番」の売り上げは大幅ダウン。店を切り盛りしていた父も病気で倒れ、彩音が店に立つことになった。彩音は鶏嫌いを克服し、店と家族を救う新商品を生み出せるのだろうか?

9月20日(土)公開予定 有楽町スバル座ほか全国ロードショー
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ピノキオ

22nd キンダー・フィルム・フェスティバル

声優がその場で声をあてるライブシネマで上映

 貧しい木工職人のジェペットじいさんは、拾った松の木で少年の姿をした人形ピノキオを作る。ピノキオは妖精に命を与えられ、ジェペットじいさんはピノキオを学校に通わせるため、上着を売って教科書を手に入れる。だが学校に出かける途中で人形芝居を見つけたピノキオは、大事な教科書を売って人形芝居へ。その上舞台をめちゃめちゃにして興行師に捕らえられ、遠い町への興行に連れて行かれることになってしまった。その夜、ピノキオの身の上話を聞いた興行師は同情の涙を流し、ピノキオに金貨を渡して帰してやることにした。だがそんなことを知らないジェペットじいさんは、人形芝居の興行師がピノキオを連れてスペインに向かったと聞いて自分もボートで後を追う。一方家に向かうピノキオは途中で泥棒コンビに出会い、まんまと金貨を騙し取られてしまった。そこで出会ったのは、子供たちをおとぎの国へ連れて行く馬車。ピノキオも馬車に乗り込むのだが……。

(原題:Pinocchio)

22nd キンダー・フィルム・フェスティバルにて上映
8月13日(水)〜8月17日(日) 調布市グリーンホール

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