ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

11月23日(金・祝)公開 TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー

説明調のセリフが多く映画的な面白さは薄い

 アメリカで逮捕されたゲラート・グリンデルバルドが移送中に脱走し、彼の主張に同調する支援者たちを秘かに集め始めた。魔法省から海外渡航禁止を言い渡されているニュート・スキャマンダーは、禁止解除と引き替えに魔法省の捜査に協力するよう依頼されるが気が進まない。だがホグワーツ時代の恩師アルバス・ダンブルドアからグリンデルバルドとクリーデンス捜索を依頼されては、彼も動かざるを得ない。友人のクイニーやジェイコブと再会し、クイニーの姉ティナがクリーデンス捜索に向かっていると知ったニュートは、魔法省の禁を破ってジェイコブと共にフランスに飛ぶ。だがそのころ既に、グリンデルバルドは彼自身の大規模な組織を築きつつある。魔法省の方針に不満を持っているクイニーも、その組織の一員になってしまう。行方不明のクリーデンスは恋人のナギニとサーカスに身を潜めているが、彼の本当の目的は孤児である自分自身の出自を知ることだった。

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2001年宇宙の旅 IMAX

10月19日(金)公開 全国ロードショー

本作を大スクリーンで観る最後のチャンス?

 数十年後の未来。月面で観測された強力な磁場の中心から掘り出されたのは、400万年前に埋められた人工物だった。これは人類史上初の、地球外知的生命体との接触。人工物は木星に向けて強力な信号を発信し、人類はその目的を探るため宇宙船ディスカバリー号を木星に向けて派遣した。宇宙船には5名の乗員がいるが、酸素や食料節約のため3名は目的地付近に到着するまで人口冬眠している。目を覚ましているのは船長のデビッド・ボーマンと乗員のフランク・プール、そして船を制御する人工知能型コンピュータHAL9000だけだ。ある日、HALが船外ユニットの異常を察知して警告を出す。しかし回収されたユニットに異常はなかった。ボーマンとプールは、HALの判断にミスがあったことを疑う。だが人間たちの疑念を察したHALは、船外活動中のプールを殺害。さらにプール救出のため船外に出たボーマンを閉め出すが、彼は決死の覚悟で船に戻ってくる。

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ミッション:インポッシブル/フォールアウト

8月3日(金)公開 全国ロードショー

アクション! アクション! そして、アクション!!

 何者かに盗み出された3個のプルトニウムを取り戻すため、イーサンとMIFのチームが動き出す。プルトニウムが核テロリストの手に渡れば、世界は破滅の危機を迎えるからだ。だが重要な取引現場で、イーサンは何者かにまんまとプルトニウムを強奪されてしまう。事件には、かつてイーサンたちによって壊滅させられたシンジゲートの生き残り「アポストル」たちが関与しているらしい。IMFだけでは事態解決が覚束ないと見たCIAは、イーサンのお目付役としてエージェントのウォーカーを同行させる。イーサンはプルトニウム取引のキーマンであるジョン・ラークに成りすまそうとするが、現場の混乱からラーク本人を射殺してしまう。だが用心深いラークの顔を知っている人間は、じつはほとんどいない。イーサンは堂々とラークに成りすまして、取引の仲介者であるホワイト・ウィドウと接触することに成功。だが彼はそこで、アポストルたちの真の目的を知らさる。

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名探偵コナン ゼロの執行人

4月13日(金)公開 全国ロードショー

いちいち大げさに騒ぎすぎなんだよ……

 東京サミット開催直前、会場に予定されていた東京湾の複合リゾート施設で爆発が起きる。一時はガス漏れによる事故と思われたが、現場から毛利小五郎の指紋が残され、毛利探偵事務所のパソコンからは施設のガス器具にアクセスした痕跡が発見された。小五郎は身に覚えのない事件の容疑者として逮捕されてしまう。事件はともかく、小五郎が関わったという話は公安によるでっち上げだ。コナンは公安捜査員である安室に詰め寄るが、安室はまるで非協力的な態度だ。また小五郎が有名人であることから、彼の弁護士になろうとする者は誰もいなかった。困り果てたコナンや蘭たち前に現れたのは、公安がらみの事件弁護で連戦連敗という女性弁護士の橘境子。はたしてコナンや蘭たちはこの頼りない弁護士と組んで、小五郎の無実を証明することができるのか? そして爆破事件の真相や、小五郎を罠にはめた公安の目的は何なのか? やがて意外な犯人の正体が明らかになる。

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孤狼の血

5月12日(土)公開 全国ロードショー

東映やくざ映画の正統な後継者

 昭和63年。広島県呉原市。県警から赴任してきたばかりの新人刑事・日岡が見たのは、やくざ同士の対立で一触即発状態になっている町と、地元やくざとずぶずぶの関係になっているベテラン刑事・山上の存在だった。山上とコンビを組む日岡は、県警の監督官から山上の不正の証拠探しを命じられていた。だが山上のもとに「兄が行方不明になっている」という女からの相談があったことで、ふたりはやくざ抗争のまっただ中に巻き込まれて行くことになる。消えた男は、地元やくざの尾谷組と対立する広島系やくざ・加古村組のフロント企業で金庫番をしていた男だ。山上はこの男が、何らかの事情で既に加古村組に殺されていると直感する。その確たる証拠が見つかれば、加古村組を一網打尽にできる。山上は拷問・放火・窃盗など、なり振り構わぬ強引な捜査を進めるが、これらはどれも日岡の目に余ることばかりだった。この間にも、やくざ同士の緊張関係は高まっていく。

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ちょっと今から仕事やめてくる

5月27日(土)公開 TOHOシネマズ日本橋ほかにて全国ロードショー

突然現れた「元同級生」の本当の正体は?

 青山隆は憂鬱だった。大学を卒業して1社だけ採用が決まったのは、上司のパワハラと理不尽な命令が横行する広告代理店の営業部だった。連日の深夜残業で体力を奪われ、上司の怒鳴り声に心を削り取られていく隆は、列車のホームから線路の方にフラフラと足が向かうのを止められない……。いままさにホームに転落する寸前、隆の身体をつかんで引き戻したのは、小学校時代の同級生と名乗る山本という大阪弁の男だった。だが隆には彼の記憶がまったくない。しかし強引に「懐かしいな〜。飲みに行こう!」と居酒屋に引っ張り込まれてしまった。こっそり小学校時代の同級生に電話してみると、確かに小学校3年生の時に転校して行った山本という同級生がいる。調子のいい山本に引っ張られるように、少しずつ明るさを取り戻していく隆。だが間もなく、小学校同級生の山本はまったく別人であることがわかる。ならば目の前にいる「元同級生の山本」は何者なのだろうか?

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めまい(4K上映)

12月17日(土)公開 午前十時の映画祭7(GROUP A)

ヒッチコック映画の中でも一二を争う病的な映画

vertigo

 犯人の追跡中に屋根から転落しかけ、自分に手を差し出した警官が転落死する姿を見てしまったことで、ジョン・ファーガソンは強度の高度恐怖症になった。刑事引退を決意した彼は、学生時代の友人エルスターから妻を尾行してほしいという依頼を受ける。エルスターの妻マデリンはここ最近亡霊に取り憑かれたように、あちこちを車で徘徊しているのだという。しかもその間の記憶をすっかり失っている。彼は医師に相談する前に、まず妻がどこで何をしているのかを知りたいというのだ。渋々この仕事を引き受けたジョンだったが、尾行の対象となるマデリンは物憂げな表情を浮かべる金髪の美女。数日尾行するうちに、ジョンはすっかり彼女に心を奪われてしまった。少しずつわかってきたのは、彼女が自殺した曾祖母カルロッタの足跡をなぞっていることだ。カルロッタは26歳で自殺したが、マデリンもちょうど同い年。彼女は尾行するジョンの目の前で、海に飛び込んだ。

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