CLIMAX クライマックス

11月1日(金)公開 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開

こうしてパーティ会場は地獄に変貌した!

 オーディションで集められた若いダンサーたちが、海外公演に向けた合宿練習の打ち上げパーティを始める。合宿所の広いダンスフロアがパーティ会場になり、この日は少し羽目をはずしてもおとがめなし。だがダンサーたちの様子が少しずつおかしくなる。誰しも感情と行動に歯止めがきかなくなり、ささくれ立った言葉と暴力が交錯する事態に。誰かが飲み物にドラッグを入れたらしい。でも誰が、何のために? ドラッグで抑制が効かなくなった若者たちは、ヒステリックな声上げながら飲み物に手を出さなかった仲間が怪しいと決めつける。だがそれで問題が解決するわけではない。アルコールとドラッグで酩酊状態になった若者たちが生み出すカオス。その中で女性マネージャーの連れて来た幼い子供が、ドラッグ入りの飲み物に口を付けてしまう。母親は子供を安全な場所に隔離するため配電室に閉じ込めるが、これがさらなる事態の悪化を招くことになってしまうのだ……。

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イエスタデイ

10月11日(金)公開 全国ロードショー

世界にもしビートルズがいなかったら

 バイトをしながらミュージシャンを目指しているジャックは、小さなライブハウスやイベントで演奏を続けていても、鳴かず飛ばずでなかなか目が出ない。幼なじみでマネージャーのエリーがいくら励ましてくれても、売れないという事実に挫けそうになる。そんな中、ジャックは自転車で交通事故に遭う。幸い命に別状はなかったが、前歯2本と愛用のギターが犠牲になった。退院したジャックを励まそうと、エリーや友人たちが集まる。新品のギターもプレゼントしてくれた。「せっかくだから、なにか一曲歌えよ」とうながす友人たちに、ジャックは何気なくビートルズの「イエスタデイ」を一節。ところが誰もその曲を知らない。「なんだ、隠し球かよ。すごいいい曲じゃん!」「今までそんな曲を作ったのを黙ってたのね!」「お前、天才だな」「ええっ? これ、ビートルズだぜ?」「ビートルって、自動車か?」。彼の入院中に、世界からビートルズが消えてしまったのだ!

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ロケットマン

8月23日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

エルトン・ジョンの伝記ミュージカル映画

 ド派手なステージ衣装のまま、依存症の治療施設に駆け込んできた男。世界的なロックスター、エルトン・ジョンだ。アルコールや合法・違法のさまざまな薬物、さらにはセックス、過食、買い物など、ありとあらゆる依存症になっていることを告白した彼は、そこに至ったこれまでの生涯について語り始める。本名はレジナルド・ドワイト。両親の愛に恵まれない、寂しく孤独な少年時代だった。彼のピアノの才能を見抜いて、王立音楽院への進学を後押ししてくれたのは祖母だけ。レジーは学校でも神童ぶりを発揮するが、やがてロックに出会って友人たちとバンドを組む。そこで新しい自分にふさわしい名前として選んだのが、エルトン・ジョンという新しい名だった。レコード会社の募集広告に応募した彼は、そこでバーニー・トーピンという作詞家に出会ってコンビを組む。コンビが生み出した最初の大ヒット作が「僕の歌は君の歌」。初のアメリカツアーも大成功だった。

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ダンスウィズミー

8月16日(金)公開 全国ロードショー

いろいろ残念なミュージカル・コメディ

 東京の大手企業に勤める鈴木静香は、姉に押し付けられた姪っ子の子守で遊園地へ。そこでインチキ臭い老催眠術師マーチン上田に出会い、安っぽい催眠術をかけられる。「あなたはミュージカル女優です。音楽が流れると、歌ったり踊ったりしないではいられません!」。学校の出し物でミュージカルに出演するという姪っ子に催眠術はかからなかったが、どういうわけかこの術が静香にだけはしっかりかかってしまった。社内プレゼンの席で、静香はふいに流れ出した音楽に反応して盛大に歌い踊り、周囲を啞然とさせる。このままでは仕事にならない。仕事どころか日常生活にも差し障る。もとに戻るには、マーチン上田に催眠術を解いてもらうしかない。しかし借金まみれのマーチンは遊園地から姿をくらまし、気ままな地方巡業の旅に出てしまう。静香はマーチンの小屋でサクラをしていた千絵を仲間にひっばりこみ、マーチンを追いかける旅に出る。その期限は1週間だ!

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COLD WAR あの歌、2つの心

6月28日(金)公開 ヒューマントラストシネマ有楽町

愛すればこそ苦しむ恋人たち

 第二次大戦直後のポーランド。国内各地の民族音楽を収集しながら、若い歌い手や踊り手を捜し求める人々がいた。彼らは国立音楽舞踊団のメンバーを集めているのだ。スカウト活動に参加していた音楽家のヴィクトルは、オーディションに参加したズーラという歌い手に目を引かれる。彼の推薦で入団したズーラはたちまち花形歌手として脚光を浴びるようになり、ヴィクトルとの間に恋愛関係も芽生えた。だが政府の監視を受けるようになっていたヴィクトルは、舞踏団の東ベルリン公演を機会に西側に脱出。彼はもともとズーラと一緒に亡命するつもりだったが、彼女はなぜか待ち合わせ場所に現れなかった。数年後。パリでジャズピアニストとして活動していたヴィクトルは、公演でパリにやって来たズーラと再会する。その後何度かのすれ違いを経て、ふたりはようやくパリで一緒に暮らすようになった。だが気性の激しいズーラは、頑固なヴィクトルとの衝突も多かった。

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ブルース・ブラザース

7月12日(金)公開 午前十時の映画祭10 FINAL

ジョン・ベルーシ主演のカルトムービー

 強盗の罪で3年の刑を受けたジェイク・ブルース。出所すると、刑務所前で弟のエルウッドが待っていた。ふたりにとって「我が家」である孤児院に挨拶に行くと、そこは5000ドルの固定資産税未納で閉鎖の危機。「そんな金はすぐ作れますよ」と言うジェイクに、院長は「盗んだ金なんて要らない!」と啖呵を切る。じゃあどうすりゃいいの? 管理人のカーティスから、クリオウファス牧師に会えとすすめられたジェイクは、牧師の教会で天の啓示を受ける。「バンドを再結成するんだ!」と息巻くジェイクは、エルウッドとふたりで昔のメンバーを探し当ててバンド活動を再開。だがその過程で、警察、ネオナチ、ジェイクを狙う謎の女、ステージを奪われたカントリーバンドなど、荒っぽい連中から狙われる羽目になる。はたして「ブルース・ブラザース・バンド」のライブは開けるのか。孤児院を救うための金は集められるのか。ブルースとエルウッドは会場に向かう。

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きみと、波にのれたら

6月21日(金)公開 TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

主題歌の使い方はまるでミュージカル

 大学進学を機に、海辺のマンションに引っ越して来たひな子。部屋の窓からは海が一望でき、波が良ければすぐ海に出てサーフィンができる。そのマンションで火事騒ぎがあったとき、助けてくれたのが消防士の青年・港だ。ふたりは付き合うようになり、ひな子の手ほどきで港もサーフィンの腕をめきめき上げていった。だがクリスマスを過ぎたその年の暮れに、港は海の事故で亡くなってしまう。突然の恋人の死に、何も手に付かなくなってしまうひな子。しかし彼女が港との思い出の歌をふと口ずさんだとき、目の前のコップの水の中に突然港の姿が現れた! それはひな子にだけ見える幻覚なのか? 港はその後も歌うたび彼女の前に現れ、ひな子はそんな彼との時間に安らぎを見出していく。たとえそれが、自分にしか見えない幽霊のような存在だとしても……。だがコップや水筒の水に親しげに、嬉しそうに話しかけるひな子の姿は、友人たちが見ても異様なものだった。

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