アラジン

6月7日(金)公開 全国ロードショー

華麗な映像とミュージカルシーンに大満足

 アラビアの豊かな交易都市アグラバーの裏通りで、こそ泥として生きてきたアラジン。市場で王宮の侍女を助けたアラジンは、彼女の正体がお忍びで街に出た王女ジャスミンだと知らぬまま親しく言葉を交わす。その夜、自分の手もとに残った腕輪を返すため城に忍び込んだアラジンは衛兵に捕らえられ、宰相のジャファーから彼女の正体を知らされると共に、砂漠の奥にある魔法の洞窟からひとつのランプを取ってくるように命じられた。ジャファーはこれまでも何度か同じように、囚人を使って洞窟からランプを取り出そうとしている。だが洞窟が受け入れるのは、心に邪心のない「ダイヤの原石」のみ。そうでな者が洞窟に入れば、洞窟はその者を永久に飲み込んでしまうのだ。洞窟に入ったアラジンは脇目も振らずにランプに手をかけるが、その瞬間に洞窟は出口を閉ざす。途方に暮れたアラジンがランプのホコリを拭うため手でこすると、巨大なランプの魔人が姿を現した。

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アナと世界の終わり

5月31日(金)公開 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

歌って、踊って、ゾンビがガブリ!

 クリスマスを数日後に控えているというのに、高校生アナの生活はまるで冴えなかった。卒業後は町を出ようとせっせとアルバイトで金を貯めているが、娘の大学進学を望む父はそれを知ってヘソを曲げる。学校はつまらないし、バイト先はかび臭いボーリング場。親しい友人もいまいちの連中ばかり。だがある朝目を覚ますと、世界の様子は一変していた。町の人々が、次々ゾンビになっていたのだ。バイト仲間のジョンと何とかバイト先のボーリング場に逃げ込んだが、そこには夜中に町でビデオ撮影をしていたステフとクリスも難を逃れて立てこもっていた。しかしこの建物も、必ずしも安全ではない。4人は建物に侵入したゾンビを何とか撃退すると、生き残った人たちが軍隊の救助を待っているという学校に向けて移動しはじめる。だがその行く手には、さらに大量のゾンビたちがひしめき合っていた。はたしてアナたちは、無事に家族と再会することができるのだろうか。

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パドマーワト 女神の誕生

6月7日(金)公開 全国順次ロードショー

豪華絢爛なインドの王朝叙事詩

 13世紀末の西インド。若き王ラタン・シンに見初められ、パドマーワティは故郷シンガール王国からメーワール王国へと嫁いだ。だが同じ頃、北インドで勢力を伸ばしていたハルジー族のアラーウッディーンは、スルタンに即位していた叔父を暗殺して自らがスルタンの座を奪い取ると、強大な軍事力で周辺国を次々支配下に置いていく。世界中の宝物を手に入れた彼が次に願ったのが、絶世の美女パドマーワティを手に入れることだった。アラーウッディーンはメーワールに進軍し、大軍勢で城壁を取り囲む。だがメーワールの堅固な守りは、おいそれとは敵を近づけない。籠城戦を戦う大軍の維持にはコストがかかる。兵士たちの食料も尽きかけた頃、アラーウッディーンはメーワールに使者を立てて和睦を申し入れる。だがこれは、豪胆だが計算高い彼の用意周到な策略だった。アラーウッディーンと会談したラタン・シン王は、ハルジー朝の都デリーに連れ去られてしまう。

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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた

6月7日(金)公開 ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにてロードショー

小さくて愛らしいミュージカル映画

 ブルックリンで小さなレコードショップを経営するフランクは、17年続けた店を閉めようと決心した。一時は流行った店だ。今でも熱心な常連客はいるものの、インターネット時代にレコード一本の店は成り立たない。妻が事故で亡くなった後、男手ひとつで育て上げた一人娘のサムは、新学期からLAの大学で医者になる勉強をはじめるため家を出る。そろそろ潮時なのだ。元ミュージシャンの彼にとって目下唯一の楽しみは、子供の頃から音楽を教えて育てた娘との即興的なセッション。あまり乗り気ではないサムを強引に誘い、その晩ひとつの曲が生まれた。それが「ハーツ・ビート・ラウド」だ。出来上がった曲が驚くほど良かったため、フランクは娘に内緒でSpotifyにアップロード。これがSpotifyの注目曲リストに選ばれたことで、彼はすっかり舞い上がってしまう。だがサム自身はもっと冷静だった。音楽は大好き。でもそれは彼女の夢ではないのだ。

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芳華 Youth

4月12日(金)公開 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー

1970年代が舞台の中国版『四十二番街』

 1970年代の中国。人民解放軍で兵士たちの慰問などを行う芸能部門「文工団」の地方部隊に、17歳の少女・小萍(シャオピン)が入隊する。ダンスの才能を見込まれて異例の時期の入隊だったが、地方出身で野暮ったい彼女は団員たちの笑いもの。他の寮生の軍服を無断で借りて写真館で写真を取ったことがばれると、「泥棒」「嘘つき」と同僚たちのいじめのターゲットになってしまう。そんな彼女に分け隔てなく親身になってくれるのは、文工団の模範生・劉峰(リウ・フォン)だけだった。だが彼は団の歌姫・丁丁(ディンディン)に密かに思いを寄せている。ある日とうとう自分の思いを彼女に打ち明けた劉峰は、その現場を他の団員に目撃され、丁丁の不正確な証言もあって実戦部隊に転属させられてしまった。ひっそりと文工団を去る劉峰を見送ったのは、小萍だけだった。間もなく小萍も退団。しかし1979年に勃発した中越戦争が、二人の運命を狂わせていく。

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メリー・ポピンズ リターンズ

2月1日(金)公開 TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

本家が作ったパスティーシュ映画

 バンクス家からメリー・ポピンズが去って25年。ジェーンとマイケルは大人になり、二人の生活も、世の中の様子もずいぶん変わった。マイケルは1年前に妻を亡くし、銀行勤めをしながら3人の子どもを育てている。だが妻の闘病などでここ数年は経済的負担も大きく、銀行への借金返済が滞ったままだ。銀行は借金の担保になっている家を取り上げると通告している。このままでは家を取り上げられてしまう。そんな時、バンクス家に再びメリー・ポピンズがやって来る。メリーは子どもたちを風呂に入れたり、一緒に散歩に出かけたりしてすっかり打ち解け、子どもたちは少しずつ本来の明るさを取り戻していく。一方マイケルは、親から相続した銀行の株券があれば家を取られずに済むと考えて、家中を引っかき回して必要書類を探す。だがそのための時間は、あまり残されていなかった。じつはこの借金抵当問題には、不況下にも着々と事業拡大する銀行家の陰謀があった。

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パリの恋人

12月21日(金)公開 午前十時の映画祭9

オードリーがカワイイからゆるす!

 世界的ファッション誌「クオリティ」の編集長マギーは、次の目玉企画のためのモデルに、街の古書店で働く若い店員ジョーを大抜擢。専属カメラマンのディックが強く推薦したためだが、ファッションに興味のないジョー自身はあまり乗り気になれない。だが撮影地がバリと聞いて、彼女の気持ちが動いた。パリに行けば、憧れの哲学者フロストル教授に会えるかもしれないからだ。バリに渡ったマギーたちは、ファッションショーの新作発表とタイアップをすることを目指し、紙面を飾るファッション写真の撮影をはじめる。最初はギクシャクしていた3人の関係だが、ジョーとディックは撮影のため一緒に行動する中で互いに打ち解け、やがて愛し合うようになるのだった。しかしマスコミ向け発表の当日、憧れの哲学教授に会えたジョーは、焼き餅を焼くディックと大ゲンカ。せっかくの発表会もメチャクチャになってしまう。ホテルに戻ったジョーはそのまま消えてしまった。

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