アリー/スター誕生

12月21日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

男の苦しさを描いた21世紀版リメイク

 ウェイトレスとして働きながら時折地元のドラァグ・バーで歌を披露するアリーは、たまたま店を訪れたカントリー歌手ジャクソンに見出され、彼のステージに出演するようになる。ふたりが恋人同士になるのに時間はかからなかった。アリーの圧倒的な歌唱力とソングライターとしての才能は注目を集め、やり手のマネージャーも付いて、彼女はスターへの階段を駆け上がっていく。ジャクソンは彼女を応援しつつ、彼女が自分の知らない「スター」に成長して行くことに複雑な気持ちを味わっている。彼にはもともと難聴の持病があったのだが、この頃は耳鳴りもひどくなり、失聴の恐怖を紛らわせるように酒とクスリの量が増えていた。アリーと出会って多少の落ち着きが見られるようになったが、アリーの仕事が忙しくなるとすれ違いも増え、再び酒の量が増えていった。その年のグラミー賞授賞式。受賞したアリーの目の前で、ジャクソンは取り返しの付かない事件を起こす。

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ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜

5月11日(金)公開 新宿ピカデリーほか全国ロードショー

日本の難病青春メロドラマをアメリカでリメイク

 17歳のケイティは幼い頃に母を亡くし、今は父と二人暮らし。彼女には母の記憶も、太陽の下で過ごした記憶もない。彼女は色素性乾皮症(XP)という難病のため、太陽の光に当たることができないのだ。家から出るのは日が暮れてからで、今は夜中の駅で自作の曲を通行人に歌って聞かせるのがケイティにとって掛け替えのない時間になっている。ある晩、歌っている彼女の前に、チャーリーという同い年の少年が現れる。有望な水泳選手でありながらケガで大学の奨学金を棒に振った彼は、ケイティを一目見て心を奪われてしまう。だがケイティにとっても、チャーリーは10年以上前から窓越しに姿を追う片思いの相手だった。ふたりはすぐに交際を始めるが、ケイティは彼に自分の病気について話すことができなかった。心配する父や友人に、「病気の話をすれば彼は病人と付き合うことになってしまう。今は病気と無関係な私を見てほしい」と言うケイティだったが……。

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マグニフィセント・セブン

1月27日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

『荒野の七人』の中途半端なリメイク

マグニフィセント・セブン

 鉱山王のバーソロミュー・ボーグは自分の金鉱を拡張するため、ローズ・クリークの町の住民たちに暴力的な立ち退きを迫る。部下に命じて教会に火を放ち、少しでも歯向かうものは射殺だ。夫を殺されたカレンは、近くの町で黒人の賞金稼ぎサムに出会い、彼にボーグに対抗するための助っ人を依頼する。はじめは相手にしなかったサムだが、相手がボーグだと聞くとこの話に乗ることにした。軍隊なみの装備を持つボーグを敵に回すには、腕の立つ仲間が必要だ。サムの誘いで、ギャンブラーのファラデー、狙撃手ロビショー、ナイフ使いのビリー、賞金首のヴァスケス、ハンターのホーン、先住民の戦士レッドハーベストなどが仲間に加わった。ローズ・クリークに乗り込んだサムたちは、ボーグの息が掛かった保安官一派を町から一掃し、ボーグたちがやってくるのに備えて町の守りを固める。束の間の平和な時間。だがボーグ一派の登場によって、町は血みどろの戦場になる。

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コードネーム U.N.C.L.E.

11月14日(土)公開 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

「0011ナポレオン・ソロ」の映画版リメイク

コードネーム U.N.C.L.E.

 東西冷戦真っ直中の1960年代。東ベルリンに潜入したCIA工作員ナポレオン・ソロは、行方不明になったドイツ人天才科学者の娘ギャビーを西ドイツに脱出させた。だが任務はそれで終わらない。じつは彼女の父がナチスの残党に誘拐されて、ヨーロッパのどこかにある秘密施設に監禁されている。そこで作られた核爆弾が、南米にあるナチス残党の本拠地に持ち出されれば大変なことだ。ナチスという共通の敵を前に、米ソは秘かに協力することとなった。ナポレオン・ソロとKGB工作員のイリヤ・クリヤキンにコンビを組ませ、ギャビーをエサに敵の秘密施設を突き止めるのだ。最初に接触すべき相手は、ローマに住んでいるギャビーの叔父だ。彼もまたナチス残党一派であり、間違いなく彼女の父の行方を知っている。イリヤはギャビーの婚約者として共にローマへ。ナポレオンも口八丁手八丁の巧みな売り込みで、敵方の重要人物に接触することに成功したのだが……。

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