ハウス・オブ・グッチ

1月14日(金)公開 全国ロードショー

これはファッション業界版『スタア誕生』だ!

ハウス・オブ・グッチ

■あらすじ

 1978年。友人に誘われたパーティで、パトリツィアはマウリツィオ・グッチと名乗る法科の学生と知り合う。彼は名門ブランド「グッチ」の御曹司だった。彼女の猛アタックもあって二人は結婚。マウリツィオの父は結婚に猛反対して息子を勘当してしまうが、グッチを世界ブランドに育てた伯父アルドの仲介もあって、マウリツィオはグッチの経営陣に迎え入れられる。

 グッチ株の半分を手に入れたものの、実質的な経営権を握っているのは伯父のアルドであることに違いがない。パトリツィアはマウリツィオに入れ知恵して、グループのお荷物になっていたアルドの息子パオロを経営から排除。さらにパオロから得た情報で、伯父アルドを追放することにも成功する。

 だが会社の経営に何かと口を出すパトリツィアに、マウリツィオの心は少しずつ冷めていく。この頃、ファッションブランドとしてのグッチの価値も凋落。会社は経営破綻の危機に瀕していた……。

続きを読む

リスペクト

11月5日(金)公開 全国ロードショー

アレサ・フランクリンの前半生を映画化

リスペクト

■あらすじ

 1952年のミシガン州デトロイト。10歳の少女アレサの父は有名な牧師で、家ではしばしば多くの客を招いたパーティが開かれた。父はそんな時、大勢の招待客の前でアレサの歌声を披露させる。アレサは父にとって自慢の娘だった。

 数年後。父の教会で聖歌隊のメンバーとして活動するアレサは、父の巡回殿堂に同伴してあちこちの集会で歌を披露するようになっていた。父はコロムビアレコードにアレサを売り込み、1960年にレコードデビューが決定。だがデビューはしたものの、アレサはヒットに恵まれない不遇の時代が続く。

 家族の反対を押し切って音楽マネージャーのテッド・ホワイトと結婚したアレサだったが、ヒット曲がでないのは相変わらず。その後コロムビアとの契約が失効したとき、アレサたちに声をかけたのはアトランティック・レコードのジェリー・ウェクスラーだった。

 この出会いが、「ソウルの女王」の誕生につながっていく。

続きを読む

ONODA 一万夜を越えて

10月8日(金)公開予定 TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

ルバング島の旧日本兵・小野田寛郎の実話を映画化

映画『ONODA 一万夜を越えて』のチラシ画像

■あらすじ

 1974年(昭和49年)2月。ひとりの日本人青年がフィリピンのルバング島にやってくると、ジャングルの中にテントを設営する。彼はジャングルに潜む旧日本軍兵士と会うため、ひとりこの地にやって来たのだ。その兵士の名は小野田寛郎。彼はなぜこの地でひとり、とうの昔に終わった戦いを続けているのだろうか……。

 1944年。若き日の小野田寛郎は、遊撃戦(ゲリラ戦)の専門教育を行うために開設された陸軍中野学校二俣分校にいた。当時の日本軍は「生きて虜囚の辱を受けず」という戦陣訓や、「上官の命令は天皇陛下の命令である」という絶対服従の規律に支配されていたが、中野学校の教えはそれとは正反対の「卑怯と言われても必ず生き延びよ」「自分の頭で柔軟に考えて行動せよ」だった。

 ルバング島に派遣された小野田だったが、アメリカ軍の猛攻に日本の兵隊たちは浮き足立っている。彼は何人かの兵隊を集めて、ゲリラ部隊を組織する。

続きを読む

ホロコーストの罪人

8月27日(金)公開予定 新宿武蔵野館ほか全国順次公開

忘れられかけたノルウェーのホロコースト

■あらすじ

 1930年代後半。チャールズ・ブラウデは、ノルウェーで最高のボクサーの一人だった。ブラウデ家はリトアニアから亡命してきたユダヤ人だが、この時代のノルウェーにユダヤ人差別はほとんどない。チャールズは非ユダヤ人のラグンヒルと結婚し、周囲もそれを祝福する。ナチスがノルウェーを占領したのは、そんの時だった。

 国王ホーコン7世の亡命やレジスタンス活動もあったが、ナチスの理論で「優良な北方人種」とされたノルウェー国民をナチスは緩やかに扱った。だが1941年にはユダヤ系住民の登録制度が始まる。翌年10月には、国中のユダヤ人男性が一斉に逮捕され、国内2ヶ所の収容所に集められる。チャールズも父や兄弟たちと収容所へ。そこで待っていたのは、強制労働と看守たちによる陰惨なリンチだった。

 そして翌月。警察に国内のユダヤ人を全員逮捕せよとの命令が下った。ラグンヒルはチャールズの母を匿おうとするのだが……。

続きを読む

ヒノマルソウル ~舞台裏の英雄たち~

6月18日(金)公開 TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

予想を裏切る実録傑作ヒューマンドラマ

■あらすじ

 1994年のリレハンメル冬季オリンピック。日本のスキージャンプ団体チームは、2位に大差を付けて1位をキープ。金メダルはほぼ確実だと思われたが、原田雅彦が最後のジャンプで失敗。日本は銀メダルに終わった。代表のひとり西方仁也は、次期長野オリンピックでの雪辱を誓う。

 「今度こそ金メダル」と意気込む西方だったが、無理がたたってオリンピックの前年に腰を痛めてしまった。治療とリハビリに励んで大会直前に競技復帰を果たしたが、結果は無念の代表落ち。現役を引退することを考えていた彼に、代表コーチの神崎が「大会のテストジャンパーをやってくれ」と声をかける。

 オリンピックのテストジャンパーは、競技の開始前にジャンプ台の雪をならし、安全を確認する裏方の仕事だ。「元代表の俺がやることじゃない」と渋る西方だったが、現場には「どんな形であれオリンピックに関わりたい」と願う若いジャンプ選手たちの姿があった……。

続きを読む

犬部!

7月22日(木・海の日)公開予定 全国ロードショー

主人公たちの戦っている相手が見えない

■あらすじ

 秋田の獣医大学に通う花井颯太は、人並み外れた犬好き。親しい友人たちは彼を「犬バカ」と呼ぶ。ある日、彼は迷い犬を一匹保護する。張り紙を作って飼い主を探したところ、それはすぐに見つかった。犬は大学の安室教授が管理していたのだ。ということは……。

 教授は外科実習の担当だ。愛護センターから殺処分予定の犬をもらい受け、生体を使った解剖実習を行っている。保護した犬はその実習教材。この犬を教授に返せば、実習で殺されてしまうことになる。颯太は一度は犬を教授に引き渡したのだが、しばらくすると犬はまた逃げて颯太のもとに戻って来てしまう。もう犬は渡せない。颯太の思いつめた様子を見て、教授は犬を颯太に引き渡すことにした。

 この出来事をきっかけに、大学に「犬部」が誕生する。メンバーは愛護センターから犬や猫を引き取って、新しい飼い主を探すのだ。

 それから16年。颯太は東京都内で自分の動物病院を開いていた。

続きを読む

アウシュヴィッツ・レポート

7月30日(金)公開予定 新宿武蔵野館ほかにて公開

死の収容所から脱走した男たち

■あらすじ

 1944年4月。二人のユダヤ人が、アウシュヴィッツの強制収容所から脱走した。その夜の点呼で脱走はすぐに発覚したが、看守のドイツ兵たちの捜索にもかかわらず、二人の行方はついに見つからなかった。

 逃げ出した囚人アルフレートとヴァルターは、収容所近くの材木置き場に隠れていたのだ。看守たちが捜索をほぼ諦めたのを見極めて、二人は材木の下の穴から抜け出すと、国境を目指して歩き始めた。昼間は人目を避けて草むらに隠れ、暗くなってからひたすら歩く。

 国境まであと数日の距離になった時、二人は森の中で地元の女性に見つかってしまう。通報されれば万事休す。だが女性は持っていたパンを二人に分け与え、親戚の男を呼んできて国境までの道案内に立てる。二人は空腹と疲労に倒れそうになりながら、国境を越えることに成功する。

 赤十字に無事保護された二人。だがここから新たな戦いが始まる。収容所の実態を世界に知らせるのだ!

続きを読む

復讐者たち

7月23日(金)公開予定 ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開

知られざるホロコースト後日談の映画化

■あらすじ

 1945年。ホロコーストを生き延びたユダヤ人マックスは、家族の手掛かりを追って難民キャンプに向かう。そこで待っていたのは、妻子が殺されたという悲しい知らせだった。

 彼はイギリス軍ユダヤ人部隊の士官ミハイルに声をかけられ、彼らが秘かに行っているナチス残党狩りに合流する。ユダヤ人を収容所に送った者たちや収容所の責任者を探しだし、闇から闇に葬り去るのだ。この活動の中で、マックスは「ナカム(復讐)」と名乗るユダヤ人過激派グループと接触する。

 それから間もなく、ミハイルたちの部隊は別の地域に転属が決まる。マックスはミハイルたちと別行動を取り、ナカムに潜入して内情を探るスパイ任務を与えられる。かなり強引に組織にもぐり込んだマックスは、ナカムがドイツ人600万人の殺害という、前代未聞の大規模テロを計画していることを知る。

 マックスはこの計画を止めるのか? それとも、計画の遂行に加担するのか?

続きを読む

すばらしき世界

2月11日(木)公開 全国ロードショー

穏やかなハッピーエンドに涙する

 殺人犯の三上正夫が、13年ぶりに刑務所から出所する。彼は刑務所を出る前、ある資料を東京のテレビ関係者に送っていた。それは「身分帳」と呼ばれる自分自身の調査書を、裁判中に自分自身の手で書き写したものだ。三上には幼い頃に生き別れた母がいる。その母の行方を、テレビの力を借りて探したかったのだ。こうして出所直後の三上の様子を、テレビのスタッフが追いかけ始める。三上は身元引受人の弁護士夫婦に見守られつつ職探しを始めるが、刑務所を出たばかりであることに加えて持病もあり、止むを得ず生活保護を受給することに。だがオンボロアパートで一人暮らしを始めた彼の生活は、どこか周囲の人たちからずれている。世の中は彼が知っている13年前とは、ずいぶん様変わりしているのだ。三上は弁護士夫妻の他、福祉窓口のケースワーカー、最初は彼を万引き犯と間違えたスーパーの店長などに囲まれて、更生への道を歩んでいくかに見えたのだが……。

続きを読む

KCIA 南山(ナムサン)の部長たち

 1月22日(金)公開 シネマート新宿ほか全国ロードショー

手に汗握る暗殺シーンの再現

 大韓民国中央情報部。略称はKCIA。パク・チョンヒ大統領時代に北朝鮮工作員対策を目的に作られた情報機関だが、反政府運動の取り締まりにもその力を振るい、軍事政権の独裁を支えていた。情報部の部長は「南山の部長」と呼ばれ、大統領に次ぐ韓国ナンバー2の実力者と目されていたという。1979年。元KCIAの部長だったパク・ヨンガクがアメリカに亡命し、公聴会で大統領の数々の不正を証言しはじめる。大統領はこれに激怒。大統領警護室長のクァク・サンチョンは元部長の暗殺を提案するが、現在の情報部部長キム・ギュピョンは強く反対。米国政府の保護下にある前部長に手を出せば、米国との同盟関係に大きな亀裂が入ることは免れない。キム部長は単独で渡米し、かつての上司で友人でもある元部長と交渉する。助命の条件は、出版準備が進む回顧録を公表しないこと。だが約束を交わしてキム部長が韓国に戻った直後、回顧録の内容がマスコミに流れた。

続きを読む