七つの会議

2月1日(金)公開 TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

会社を舞台にした犯罪ミステリー

 中堅の製造メーカーである東京建電で、常にトップの成績を上げ続ける営業1課。課長の坂戸は北川営業部長の右腕として、毎月の過酷なノルマをこなし続けている。だがそんな花の1課には、ぐうたら社員のハッカクこと八角民夫がいる。坂戸より10歳も年上の万年係長。会議では平気で昼寝。ノルマ未達も平気の平左。ひとり有休の消化にいそしむ給料泥棒だ。しかもハッカクは上司の坂戸をパワハラで訴え、坂戸は他部署に左遷されてしまった。その後釜として1課長になった原島は、ハッカクの周囲で不可解な発注変更や人事異動が起きている事に気づく。しかも部長や社長が、ぐうたら社員のハッカクを守っている。彼の周囲で何が起きているのだろう。まさか業者と癒着して、リベートを受け取っているのか? 原島は退社間近の女性社員・浜本と共に、ハッカクの行動を探りはじめる。だがそこから浮かび上がってきたのは、会社の存亡を揺るがす恐るべき秘密だった。

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バッド・ジーニアス 危険な天才たち

9月22日(土)公開 新宿武蔵野館ほか全国順次公開

天才高校生が編み出した禁断のビジネス

 中学時代に成績優秀で数学コンテストのチャンピオンにもなったリンは、富裕層が通う名門校に特待生として招かれる。学校ではじめてできた友人はグレース。あまり成績がよくない彼女のために、リンは試験の最中にこっそり答えを教えてあげた。だがこのことが、グレースの交際相手パットに伝わってしまう。「僕にも試験の答えを教えてほしい。他の仲間たちにもだ。報酬は払う」。授業料免除の特待生も、学校に通い続けるには他にも何かと金がかかる。貧しい父子家庭のリンにとって、高額の報酬は何よりも魅力だった。リンは試験中に暗号を使って「顧客」たちに答えを教えることを思いつく。だがこの不正の一端に気づいたのは、同じく貧しい特待生のバンクだった。特待生の資格を剥奪されたリンは、父親に厳しく諌められて二度と不正に手を染めないことを誓う。だが卒業間近になった時、グレースとパットから、彼女に途方もない大口の取引が持ちかけられた……。

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教誨師

10月6日(土)公開 有楽町スバル座ほか全国公開

俳優大杉漣の最後の主演作

 佐伯保は教誨師だ。本業はプロテスタント教会の牧師だが、地域の拘置所で刑の執行を待つ死刑囚と話をするボランティアをしている。外部との面会が厳しく制限されている死刑囚たちにとって、教誨師の佐伯は数少ない外部との接点。佐伯が担当している死刑囚たちは、一癖も二癖もある人たちばかりだ。教誨師との面談を望みながら、ほとんど一言も言葉を発しない人もいれば、とりとめの無い雑談を延々と続けるものもいる。共通しているのは、そこにクリスチャンなどひとりもいないこと。佐伯は死と向かい合う死刑囚たちに何とかして聖書や神の言葉を伝えようとするが、その意欲が空回りすることも多い。時には死刑囚の言葉に心を揺り動かされることもあれば、彼らの言葉に翻弄され振り回されることもある。元暴力団組長からの意外な告白にドギマギし、青年死刑囚の言葉に追い詰められ動揺することもある。ある日佐伯に、拘置所の担当者から重大な知らせが届く。

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万引き家族

6月8日(金)公開予定 TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー

是枝裕和監督のカンヌ映画祭パルムドール受賞作

 路地の隙間から、東京スカイツリーが見える東京下町。高層マンションと昔ながらの小さな平屋が混在するこの地域に、柴田家の人々は肩寄せ合うようにして暮らしている。年金暮らしの祖母を中心に、小さな家に夫婦と息子、叔母が同居する暮らし。だがこの一家には、あまり大っぴらには言えない秘密の稼業がある。彼らは生活費の不足を、万引きで補っているのだ。ある冬の夜、近くのスーパーでその日の「仕事」を済ませた帰り道のこと。父の治と息子の祥太は、近くのアパートの廊下で一人震えている幼い女の子を見つける。「コロッケ食べるかい?」と声をかけた治は、結局その子を自分たちの家に連れて帰ってしまう。「ゆり」と名乗ったその少女には、体中に虐待のあとがあった。翌日女の子を元のアパートに連れ帰ろうとした夫婦は、部屋から聞こえてくる「子供なんて欲しくなかった」という怒鳴り声を聞いて、どうしてもゆりを帰すことができなくなってしまう。

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フィクション。

公開未定

動機は小説のネタ作りだった

fiksi

 資産家の一人娘として何不自由のない暮らしをしているアリシャは、自分の生活がすべて父の監視下にあることにウンザリ。彼女は部屋の窓から見下ろすプールを、見慣れぬ青年が掃除していることに気づく。アリシャは彼に興味を持ち、その興味はやがて強い執着へと変わっていった。プール掃除が終わって彼がやって来なくなると、アリシャは彼が恋人と暮らすアパートの隣の部屋に住み始める。彼の名はバリ。小説家志望で、アパートの他の部屋に住む人たちをモデルにした小説を書いているのだという。だが書きかけの小説は、どれも途中でストップしたままだ。人々の暮らしが続いているのに、小説だけを完結させることがどうしてもできない。バリに好意を持つアリシャは、彼の小説執筆に協力しようとする。モデルになった人たちの人生が未完で小説も未完なら、小説を完結させるためにモデルの人生を完結させればいい……。アパートでは住民の連続不審死がはじまる。

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浮き草たち

公開未定

なくしたカバンを取り戻せ!

浮き草たち

 ダニーは小さな食堂で働く真面目で親孝行な青年だが、警察に捕まった兄からいわくありげなカバンの受け渡し役を押しつけられてしまう。カバンの中身は秘密。何やらきな臭い気配だ。「1500ドルの報酬は無駄にできねぇ!」と兄は興奮するが、カバンの受け渡しだけで高額な報酬というのがますます怪しいではない。しかし「お兄ちゃんの言うことを聞きなさい」と母に言われれば、逆らうことはできない。ダニーは気の進まない仕事に手を貸すことになり、運転手役のエリーという若い女と合流して現場に向かう。だがダニーはここで、とんでもない大失態をやらかしてしまった。カバンを交換する相手を間違えて、大事な荷物を無関係な女に渡してしまったのだ。慌てて現場に戻ったときには、既にその女は姿を消していた。このままでは報酬が手にできないだけでなく、自分がどんな制裁を受けるか知れたものではない。ダニーとエリーは消えたカバンの手掛かりを追う。

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アレノ

11月21日(土)公開予定 新宿K’s cinema

男と女が手に入れたのは荒涼とした関係だった

アレノ

 山間の小さな湖で、ボートの転覆事故が起きる。男女3人が冷たい湖に投げ出され、2人は救出されたが1人は行方不明になった。助かったのは行方不明になった男の妻と友人の男。じつはボート転覆は事故を装った殺人だった。助かった妻と友人の男は以前から不倫関係にあり、邪魔になった彼女の夫を殺すため、泳げない夫をボートから突き落としたのだ。しかし事件は警察でもありふれた不慮の事故として処理された。夫は死んだに違いない。妻とその愛人は夫の遺体が見つかるまで、湖を望むラブホテルで過ごすことになる。部屋に入るなり、一糸まとわぬ姿で身体をからみ合わせるふたり。だがそこにはかつてのような、男と女の親密な関係はない。自分たちのしでかした現実から逃げるように、ただ行為に没頭する「人殺したち」がいるだけだ。やがて彼らの目に、湖で殺したはずの夫の姿が見えるようになる。それは遺体が見つからない不安が生み出した幻影なのか……。

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