CALAMITY カラミティ

9月23日(木・祝)公開予定 新宿バルト9ほか順次全国公開

少女は「女らしさ」の枠組みを軽々と飛び越える

■あらすじ

 1860年代のアメリカ。入植地に向かう幌馬車隊の中に、12歳のマーサ・ジェーンを含むカナリー家の馬車もあった。長い旅の中で母は病死。父と子供3人は、他の家族の支援を受けながら旅を続ける。だがそんな中で父が大ケガをして動けなくなってしまった。

 周囲の助けを借りて旅を続けるカナリー家だったが、女だからと重要な仕事をさせず、自分をバカにする人たちにマーサ・ジェーンは我慢できない。彼女は自分で投げ縄や乗馬、馬車の扱いを覚え、動きにくいスカートからズボンに履き替える。だがこれは、当時の社会の中ではかなり型破りで破廉恥な行動。マーサ・ジェーンは隊の中で、厄介者扱いされるようになる。

 そんな時、彼女は軍の斥候をしているサムソン少尉に出会う。彼は幌馬車隊が予定のルートを大きく離れていることを指摘し、しばらく隊と行動を共にすることになった。だがこのことが、マーサ・ジェーンを窮地に陥れることに……。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト

9月27日(金)公開予定 丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー

レオーネが描くフロンティアの消滅

 19世紀末のアメリカ西部。乗降客もいない砂漠の中の小さな鉄道駅に、ハモニカを手にしたひとりの男が降り立つ。彼は待ち伏せする3人の男たちをあっという間に撃ち倒すと、宿敵フランクを探して町を目指す。同じ頃、砂漠地帯で暮らすマクベイン一家の人たちは、ニューオリンズから新しい花嫁を迎えるための準備を進めていた。しかしそこに現れた殺し屋たちが、一家を皆殺しにして立ち去る。花嫁ジルを出迎えたのは幼い子供も含めた一家4人の死体だった。なぜ彼らは殺されなければならなかったのか。ジルは家族のいない家に留まって、その理由を探し始める。そこにやって来たのは、賞金首のお尋ね者シャイアンだ。彼は一家殺しの容疑者として逃亡中だったが、自分がこの件については潔白であることを伝えて立ち去る。一家を殺したのは、鉄道王のモートンに雇われたフランクと彼の手下たちだった。こうしてジルの周囲には、ならず者のガンマンが集まってくる。

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マグニフィセント・セブン

1月27日(金)公開 TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

『荒野の七人』の中途半端なリメイク

マグニフィセント・セブン

 鉱山王のバーソロミュー・ボーグは自分の金鉱を拡張するため、ローズ・クリークの町の住民たちに暴力的な立ち退きを迫る。部下に命じて教会に火を放ち、少しでも歯向かうものは射殺だ。夫を殺されたカレンは、近くの町で黒人の賞金稼ぎサムに出会い、彼にボーグに対抗するための助っ人を依頼する。はじめは相手にしなかったサムだが、相手がボーグだと聞くとこの話に乗ることにした。軍隊なみの装備を持つボーグを敵に回すには、腕の立つ仲間が必要だ。サムの誘いで、ギャンブラーのファラデー、狙撃手ロビショー、ナイフ使いのビリー、賞金首のヴァスケス、ハンターのホーン、先住民の戦士レッドハーベストなどが仲間に加わった。ローズ・クリークに乗り込んだサムたちは、ボーグの息が掛かった保安官一派を町から一掃し、ボーグたちがやってくるのに備えて町の守りを固める。束の間の平和な時間。だがボーグ一派の登場によって、町は血みどろの戦場になる。

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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗

10月22日(土)公開 午前十時の映画祭7にて

マカロニウエスタンの古典を大画面で味わう

午前十時の映画祭7

 南北戦争時代のアメリカ。国を二分する激しい戦いの中で、自分たちの欲望のためだけに銃を握る男たちがいた。メキシコ人の賞金首で幾度も危機をくぐり抜けてしぶとく生き残るトゥーコ(汚い奴)、金さえ受け取ればどんな仕事も請け負う冷酷非情な殺し屋エンジェル・アイ(悪い奴)、トゥーコと組んで賞金詐欺の片棒を担いでいる相棒ブロンディ(いい奴)だ。エンジェルは南軍の軍資金20万ドルの行方を追っていたが、隠し場所を知る兵士は北軍の襲撃に遭って重症を負い、トゥーコとブロンディの目の前で息絶える。兵士は死の直前、トゥーコとブロンディに金の隠し場所の情報を半分ずつ伝えていた。しかしふたりは互いの裏切りを恐れ、自分の知っている情報を相手に伝えない。金を手に入れるには、互いに協力し合うしかないのだ。その後ふたりは北軍の下士官に成りすましたエンジェルに捕らえられ、拷問を受けたトゥーコは自分の知る情報を話してしまう……。

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駅馬車

駅馬車

ジョン・フォード監督生誕120年!
世紀の傑作2作品がデジタル・リマスターでスクリーンによみがえる!

 泣く子も黙る問答無用の大傑作! 本作を見ずにアメリカ映画を語る資格なし。映画の神ジョン・フォード監督の 最高作にして、アメリカ最大の発明品“西部劇”の頂点に君臨するのが「駅馬車」である。いわくありげな乗客 を乗せアリゾナからニューメキシコまでひた走る駅馬車を舞台にドラマティックなエピソードを盛り込み、イン ディアンの襲撃や無法者との決闘までつめ込んだ究極の娯楽アクション。音楽、脚本、撮影、俳優全てが完璧 で筆舌つくしがたい面白さ。血湧き肉踊り、笑いと涙のフルコースで見るものをノックアウト! 映画評論家故 淀川長治氏が“世界映画オールタイムベスト10”の第1位に挙げた映画の国宝ここにあり。

※試写の案内はいただきましたが、観に行く都合が付きませんでした。

9月27日(土)より10月17日(金)まで シネマート新宿、シネマート心斎橋にて限定ロードショー
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