映画 ゆるキャン△

7月1日(金)公開 全国ロードショー

社会人になった野クルメンバーの挑戦

映画 ゆるキャン△

■あらすじ

 高校時代に野クル(野外活動サークル)のメンバーとして季節毎のキャンプを楽しんでいたメンバーたちも、今はみな社会人。

 ソロキャン派の志摩リンは、名古屋の出版社でタウン誌の編集者になった。ムードメーカーの各務原なでしこは、東京郊外でアウトドアショップの販売員。リーダーの大垣千明は、山梨で観光推進課の職員。犬山あおいは小学校の先生。斉藤恵那は横浜のペットサロンでトリマーとして働いている。

 ある日、名古屋にやって来た千明から、観光推進課が山間部で広大な敷地の再開発企画をしていると聞いたリンは、「いっそキャンプ場にでもすれば?」と気軽に提案。「それだ!」と盛り上がった千明は、さっそく元野クルのメンバーたちに声をかける。

 まさにひょうたんから駒。軽い思いつきから生まれたキャンプ場新設計画は、意外にもとんとん拍子に現実化してしまい、野クルがプロデュースする新しいキャンプ場が誕生すると思えたのだが……。

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エルヴィス

7月1日(金)公開 全国ロードショー

これがロックンロールの誕生神話だ

エルヴィス

■あらすじ

 1997年。ラスベガスのホテルで、かつてエルヴィス・プレスリーのマネージャーだったトム・パーカー大佐が倒れた。病院に運び込まれたパーカーは、彼の人生にとって欠くことのできない男、エルヴィス・プレスリーについて語り始める。

 1955年。人気カントリー歌手ハンク・スノーのマネージャーだったパーカーは、レコードを出したばかりの新人歌手エルヴィス・プレスリーと出会う。パーカーにはその音楽がまったく理解できなかったが、若者たちが夢中になっている様子を見て、パーカーはそこにビッグビジネスのにおいを嗅ぎつけた。

 パーカーはエルヴィスのマネージャーになり、彼を大手のレコード会社に売り込むことに成功。ここからエルヴィスの快進撃がはじまるのだが、若者たち、とくに若い女性たちの熱狂ぶりは、保守的な大人たちを刺激することになる。

 体制側の反発を恐れたパーカーは、新生エルヴィスをアピールして批判をかわそうとする。

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ハケンアニメ!

2022年5月20日(金)公開 全国ロードショー

序盤のもたつきを後半で取り戻せなかった

ハケンアニメ!

■あらすじ

 「王子千晴監督に負けない作品を作ります!」と大見得を切って、斎藤瞳がトウケイ動画に入社してから7年。監督に抜擢された新作「サウンドバック 奏の石」の放送時間は、奇しくも王子監督の新作「運命戦線リデルライト」と同じになった。

 「天才王子」の復帰にアニメファンは歓喜。だが瞳も負けられない。ここで番組がコケたら、自分にはもう次の作品を作るチャンスなどないだろう。そんな新人監督の思いが、現場のベテランスタッフたちに伝わっているのかいないのか……。

 一方「リデルライト」の制作現場でも、大変なことが起きている。第1話の制作中に、王子監督が失踪したのだ。彼を7年のブランクらか引っ張り出した、プロデューサーの有科香屋子は青ざめる。クセの強い監督だとは知っていたが、まさか最初から?

 ファン向けイベントで、斎藤監督と王子監督の対談が決まっている。これをすっぽかしたら、「リデルライト」は放送前にジ・エンドだ。

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ウエスト・サイド・ストーリー

2月11日(祝・金)公開 全国ロードショー

名作ミュージカルの現代版アップデート

ウエスト・サイド・ストーリー

■あらすじ

 1950年代後半のニューヨーク、ウエスト・サイド地区。貧しい白人少年たちのギャンググループ「ジェッツ」は、プエルトリコからの新移民グループ「シャークス」と小競り合いを繰り返していた。このままではらちがあかない。ジェッツのリーダーであるリフは、決闘で決着を付けることを決める。

 だがそのために、リフが頼みとしている男がいる。それは彼と共にジェッツを作った親友であり、過去の抗争で名だたる武勇伝を残しているトニー。昨年の抗争は相手を半殺しにして刑務所に1年食らい込んだが、今は刑務所から出てきている。

 決闘を申し込むのは、中立地帯で開かれるダンスパーティに決まった。ジェッツとシャークスのメンバーが勢揃いし、リフに呼び出されたトニーも合流する。だがここで、トニーは一人の少女と運命的に出会ってしまう。相手はシャークスのリーダー、ベルナルドの妹マリアだ。二人は目が合った瞬間恋に落ちるのだが……。

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そして、バトンは渡された

10月29日(金)公開 全国ロードショー

石原さとみと永野芽郁の好演が光る感動作

そして、バトンは渡された

■あらすじ

 みいたんは優しいけれど泣き虫な小学生の女の子。幼い頃に母と死別したが、父の再婚で新しい母・梨花がやって来た。梨花は太陽のような明るさで、みいたんのことを我が子のように愛してくれる。

 だが夢見がちな父は、家族に黙ってブラジルでの新事業立ち上げを決める。梨花はこれに大反対。みいたんも日本に残りたいと言う。結局ブラジルには父が一人で渡り、離婚した梨花がみいたんを我が子として育てることになった。

 高校3年生の森宮優子は、父のことを「森宮さん」と呼んでいる。優子と森宮には、血の繋がりがない。彼女の母は子連れで森宮と結婚したあと、子供を置いてどこかに姿を消してしまったのだ。それでも義理の親子関係は良好。森宮は世界一の父親だった。

 優子は合唱会のピアノ奏者に選ばれた。これは友達のいない優子への、クラスメイトの嫌がらせだ。だがこのことで、優子は他のクラスで伴奏を担当する早瀬賢人と親しくなる。

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ベイビーわるきゅーれ

7月30日(金)公開 テアトル新宿ほか全国順次公開

映画のユルさを肯定すれば楽しめるはず

映画『ベイビーわるきゅーれ』のチラシ画像

■あらすじ

 ちさととまひろは、どこにでもいる普通の女子高校生……と見せかけて、じつはとある組織に属する凄腕の殺し屋コンビだ。

 そんな彼女たちも、間もなく高校卒業。組織の規定で、二人は卒業と同時に寮を出て自活しなければならない。高校生という表の顔を失ったあとは、フリーターでも何でもやって、社会に溶け込んで暮らすことを学ばせるのが組織の方針なのだ。

 ルームシェア生活をはじめた二人は、求人誌をめくっては連日のようにバイトの面接に向かう。調子のいいちさとは早速メイド喫茶の仕事を見つけるが、コミュ障気味のまひろに接客業は無理っぽい。殺し屋稼業で十分稼いでるのに、何で今さらバイトなんて……と、まひろは機嫌が悪い。

 そんな彼女たちが、どういうわけだかヤクザと戦う羽目になった。互いに思惑因縁のある者同士、今さら後には引けない。数十人の武装したヤクザが待つ場所に、二人は意気揚々と乗り込んでいくのだが……。

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これは君の闘争だ

11月公開予定 シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

政治闘争に挑む高校生たちの青春

映画『これは君の闘争だ』チラシ画像

■あらすじ

 2015年10月。ブラジルのサンパウロで、教育予算削減に抗議する高校生たちが学校をロックアウトする事件が起きた。この事件はブラジル全土に波及し、翌月には200以上の学校が学生たちに占拠されたという。このドキュメンタリー映画は、この運動に参加した高校生たちの証言に基づいている。

 話は2013年にさかのぼる。この年の6月、サンパウロの公共交通料金値上げに対する大規模な抗議デモが発生した。路上に出たデモ隊は、やがてバス料金値上げ意外にもさまざまな抗議の声を上げ始めて大規模な反政府デモに発展。これを鎮圧するため動員された警官隊の暴力も問題となり、政府は交通料金の値上げを撤回した。この時の成功体験が、2015年の高校占拠への導火線となる。

 高校生たちの学校占拠は成功する。だが行政もマスコミも、このことをほとんど無視した。社会に自分達の主張を伝えようと、高校生たちはさらなる行動に打って出る。

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サマーフィルムにのって

8月6日(金)公開 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

時代劇ファンは最後の立ち回りに泣け!

映画『サマーフィルムにのって』のチラシ画像

■あらすじ

 高校の映画部に所属しているハダシは、文化祭に向けての映画製作にまったく乗り気になれない。時代劇マニアの彼女は自分の企画が見送られ、映画部がキラキラ系の高校生ラブストーリーを撮っているのが不満なのだ。だが彼女は映画館で自分と同年配の凛太郎に出会い、彼こそ自分の映画の主演俳優にピッタリだと直感する。

 ハダシは仲間たちと映画を作り始める。主演はもちろん凛太郎。内容は当然時代劇だ!

 だが凛太郎にはとんでもない秘密があった。彼は遠い未来からやって来たタイムトラベラー。未来世界では有名映画監督になっているハダシの幻のデビュー作を探し求め、わざわざ過去までやって来たのだ。だが凛太郎が映画に主演してしまうと、タイムパラドックスが起きないか? いや、たぶん平気に違いない。

 若くて馬鹿な楽観主義のもと、ハダシたちの映画作りがスタート。巻き込まれた仲間たちも、やがて映画作りの面白さに目覚めていく。

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イン・ザ・ハイツ

7月30日(金)公開 全国ロードショー

移民社会アメリカの今を描くミュージカル

映画『イン・ザ・ハイツ』のチラシ画像

■あらすじ

 ニューヨークのマンハッタン島北端にあるワシントン・ハイツ。そこで小さなコンビニを営んでいるのが、ドミニカ移民の青年ウスナビだ。彼はいつも店に現れるヴァネッサに片思い中。しかしデートに誘う度胸がないことを、幼なじみのベニーや従弟のソニーにからかわれている。彼の夢は、かつて両親と過ごした生まれ故郷のドミニカに戻ること。そのためこつこつ貯金し、準備も進めていた。

 そんな街に、カリフォルニアの大学に通っているニーナが戻ってくる。幼い頃から成績優秀だった彼女は、人々の期待を一身に集めて街を出た。だが戻って来た彼女は、その大学を中退する決意をしていたのだ。学費工面のため、父親が大変な苦労をしていることも理由のひとつ。だがそれ以上に、ニーナには大学で耐えられない出来事があった。

 ウスナビはソニーの機転で、ヴァネッサとデートの約束を取り付けることに成功。だがデートの最中、街が大停電に見舞われる。

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草の響き

10月8日(金)公開予定 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町/渋谷ほか全国順次公開

佐藤泰志の同名小説を東出昌大主演で映画化

映画『草の響き』のチラシ画像

■あらすじ

 東京での仕事に区切りを付けて、妻と二人で生まれ故郷の函館に戻ってきた工藤和雄。だが新生活を初めて早々に、自律神経失調症になって精神科の治療を受けることになる。和雄は医者から身体を動かすことを勧められ、朝晩近所を走り始めることにした。

 高校生の小泉彰は、札幌から函館に引っ越してきたがまだ学校に馴染めない。バスケ部の同級生から海岸の岩から海に飛び込む度胸試しに誘われたが、じつは彰はまるきりの金槌だ。近くのプールで泳ぐ練習を始めたとき、自分と同じ年頃の高田弘斗に声をかけられる。「俺が泳ぎを教えるから、かわりにスケボー教えてよ」。こうして二人は友達同士になった。

 和雄は走ることにのめり込み、それが生活の中心になる。何があっても朝晩は必ず走る。走る距離は伸び、タイムは縮むのも面白い。仕事は大学食堂で食器洗いのアルバイトを見つけた。自分も仕事をしている妻の純子は、そんな生活に疲れ始めていた。

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